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第226回 落語の中の野鳥

①https://www.google.co.jp/url?q=http://lakugo.seesaa.net/article/308402902.html?amp%3D1%26usqp%3Dmq331AQCKAE%253Dより引用の初代落語家森乃福郎

   何を思ったのか、野鳥の面白い話しはないかなぁと何気なく思っていましたら、「面白い」というキーワードに『落語』が思い浮かび、するとその落語家の名前に野鳥の名前が入った「森乃福郎」さんを思い出しました。いまの二代目でなくて、競馬の解説もしていた初代の方です。

②http://www.wanpug.com/illust125.htmlより引用のツルのイラスト

   また落語のお題目や話の中にも野鳥は出てきます。②イラストのツルはなぜ鶴と名付いたのかそれは「ツーと飛んできてルーと※木に止まるから」とか…また題目の中の野鳥には身近すぎるほど身近なスズメが登場する「抜け雀」は、旅館を無銭泊した男が宿泊費の代わりに描いた雀の話。

※実際のツルは木の枝には止まりません。

③http://ranshi2.way-nifty.com/blog/2013/10/post-295a.htmlより引用の落語「抜け雀」

   この話は屏風に描かれた雀が夜になると絵から飛び出して朝になると帰ってくる。そのことが評判になり、その旅館は大流行り、そのスズメのことを聞き付けたお殿様か高値でその屏風を買っていったという落語らしいお話です。桂米朝さんの十八番でした。

④http://sakamitisanpo.g.dgdg.jp/sagitori.htmlより引用の落語「鷺とり」

   また「鷺とり」はある男が野鳥を捕まえてひと儲けを試み、これまで雀や鶯を溢れ梅というアルコール分を含めた梅を巻いて酔わして捕まえようとして失敗し、こんどは鷺を試みまし。夜に池に入って鷺を捕まえ、腰紐で何匹も巻き付けました。

⑤http://sakamitisanpo.g.dgdg.jp/syamisenndori.htmlより引用の落語「三味線鳥」 

   朝が来て鷺たちは一斉に飛び立ち、この男の身体も大空高く舞い上がり、気付けばなんと四天王さんの五重の塔のてっぺんに…という下りでした。これは米朝の弟子である桂枝雀さんの十八番です。他にも⑤の「三味線鳥」など野鳥を盛り込んだ落語はまだまだあります。

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