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第901回 鳥の漢字(番外編)

①https://www.google.co.jp/amp/s/gorosuke.exblog.jp/amp/20765531/より引用の鳥の漢字

②https://blog.goo.ne.jp/ishiseiji/18より引用のh鳥+隹を含む漢字

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   第899回と第900回の二回にわたって、鳥にまつわる鳥の部首がついた漢字と隹がついた漢字を語ったわけではなく、だらだらと並べてみただけですが、この項の一つ目はやはり『鳥』も『隹』の両方とも付いている鳥にまつわる漢字がありますので表していきたいと思います。そんなに難しい漢字ではなく、いつも見かける漢字ですが、いざどうだとなるとわかっていても、思い出せないでいるようなものです。このうちの二つだなどはもういつも目にする漢字の中の漢字です

③https://kakijun.jp/page/2107200.htmlより引用の漢字の鶴

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    『鳥』も『隹』の両方とも付いている鳥にまつわる漢字は③の写真の「鶴」。会意兼形声文字です(隺+鳥)。横線一本、縦線二本で「はるか遠い」を意味する指事文字と尾の短いずんぐりした小鳥の象形」「鳥が高く飛ぶ」の意味)と「鳥」の象形から、その声や飛び方が高くて天にまでも至る鳥「つる」を意味する「鶴」という漢字が成り立ちました。後の二種の野鳥はこれも総称の「鷹」と、日本で二番目に小さな鷦鷯(ミソサザイ)がそれにあたります。二つの“トリ"がついています。

④https://news.1242.com/article/109993より鳥がつかないのに"トリ"と読み、また鳥が付くけど、ニワトリなのは?

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   当たり前ですが、一字で「とり」を表す漢字は絶対的な代表として、あらゆる総称の『鳥』があり、④の漢字は日本だけの干支である。子から始まり亥で終わる十二支の十番目の干支である『酉(とり)』です。よく年賀状には雄鶏(おんどり)が描かれていることが多いです。また『鶏』や『鶏』もニワトリなのに読みは「とり」です。そして、「鳥」がつかない『禽』もあます。『酉』は生き物の鳥でなく、方角や時刻を、『禽』は捉えた鳥を表し、つまり飼鳥とか禽畜を表します。

⑤https://kakijun.jp/page/tsru29200.htmlより引用『靏』

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   第891回では『隹』が付いてはいるものの「鳥」ではない漢字を紹介しましたが、やはり『鳥』にも「鳥」ではなくて、別のことを意味する漢字もあります。⑤の『靏』と『靍』は『隹』も『鳥』も付いていて、発音もツルですが、名前に限って用いられる「ツル」で、ほかにこの『靏』に似た『靎』もまた人名に使われる「ツル」。他に『嶋(しま)』『蔦(つた)』『㠀・嶌(しま、人名漢字)』『樢(つた)』『窵(ちょう、遥かに遠い)』『贗(がん、にせ)』『鄥(孔子の弟子の名)』『隝(=島)』『𥖧、𧜣→ちょう』日本ではあまり使用せず)


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