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第630回 白と黒の野鳥五選

①http://www.wanpug.com/illust16.htmlより引用の白と黒の野鳥イラスト

②白鷺代表のコサギ(体長約62㌢)

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   白と黒の野鳥ということで五選しましたが、何か中途半端です。白黒の野鳥は決して多くも少なくもないのですが、身近なものが白い野鳥は少ないです。でもこの②の写真のコサギは私にとって大変身近な「白鷺」だと思います。住んでいますマンション裏には一級河川があり、その流れの下流には白鷺とアオサギのコロニーが出現します。その丘の樹木の多い茂った樹上には十数羽の白いビニール傘を吊るしたような白いコサギたちがいるからです。青空に真っ白なコサギ、映えます。

③白鳥代表のコハクチョウ(体長約120㌢)

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   「白鳥」というと、冬になると北の寒い国から越冬のためにやってきて、また日本でも寒い地方に降り立ち、雪降る湖畔の水上に身体に雪を積もらせて泳いでいる姿が目に浮かびます。このコハクチョウオオハクチョウを目の当たりにしたのは遊園地の池であるとか、皇居のお堀くらいのもので、普段は滅多にお目にかかれない野鳥だと思います。ツルの仲間にしろ、この白鳥にしろ、白さが際立って目立ちますが、身体の大きさからいって、天敵に襲われずに、白さが目立ちます。

④小さな黒色クロジ(体長約17㌢)

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   スズメくらいの大きさの黒色の野鳥としてのクロジは見ての通りで、スズメの染色体異常によるアルビノ種かと思わせるくらいにスズメに似ています。この日本では本州中部以北に「留鳥」冬季は南方や平地に移動する「漂鳥」北海道には「夏鳥」として渡来し、本州中部以西には「冬鳥」として渡来とところによって忙しいクロジです。クロジの漢字表記は「黒鵐」で『鵐(シトド)』とつきますからホオジロの仲間です。警戒心が強く人などが近付くとすぐに藪の中に…黒いわけです。

⑤鵜代表のカワウ(体長約81㌢)

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   この⑤の写真のカワウはご存知の通りに「鵜」の仲間です。名前の由来は文字通り、河川に生息する「鵜」です。他には、海に生息するウミウ、やはり海に生息するヒメウの三種からなります。そして「鵜」の仲間は三種すべてが黒色の身体。日本では基本的には留鳥です。このカワウも私の住む街では身近な野鳥で、溜池の多いこの街では、夏場に単独や集団で現れて、水中に長く潜って魚を捕獲したと思うや、今度は集団で翼を広げて、何かしら雨合羽が干されているみたいです。

⑥烏代表のハシブトガラス(体長約56㌢)

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   最後にはやっぱり黒い野鳥の代表格は「烏」だと思います。⑥の写真は代表してハシブトガラスにしました。ハシボソガラスでも良かったのですが、日本で「カラス」といえば、やっぱり家のほん近くにいるハシブトガラスにしました。ハシブトガラスの漢字表記は「嘴太烏」で、嘴(クチバシ)の太い烏。ハシボソガラスは「嘴細烏」。ハシブトガラスは全身が光沢のある黒色をしており、雌雄同色です。これもハシボソガラスもそうで、違いは身体の大きさとクチバシの太さです。

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