![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/43996680/rectangle_large_type_2_757fed67c0c09c8e2291b63c2a50a0c6.png?width=800)
第1440回 こんな派手な鳥いますか?
①https://publicdomainq.net/lilac-breasted-roller-bird-0005187/より引用のカラフルな鳥のイラスト
この世の中には地味な野鳥はいくらでもいます。自然界に生きる時に、目立った身体の色だと、天敵から狙われる率が高くなるからです。それ故に地味な体色の鳥は圧倒的に多いわけです。しかし、現に①のイラストのように派手な体色の野鳥もまたいることは確かです。日本の派手な野鳥はオシドリやルリビタキと代表されるみたいに、メスが子育てをするために、地味な体色に対して、オスは繁殖期に於いては、特にメスに気に入られようと、派手さが増し、さえずりを行います。
②https://www.pinterest.jp/pin/146789269088425366/より引用のヤイロチョウ(体長約18㌢)
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/43996719/picture_pc_413533f3d14cd4268321f0503e7fb0d5.jpeg?width=800)
②の写真は日本で一番鮮やかな野鳥と言われるヤイロチョウです。日本では主に本州中部以南に繁殖のため飛来する夏鳥です。また日本でのみ本種の確実かつ継続的な繁殖が確認されている貴重な野鳥と言えます。翼は全体的に青色で、風切羽は緑色、頭頂は赤褐色で、眉班は黄色、裸眼線は黒く、喉元は白く、下腹部は赤色と、全部合わせてもヤイロチョウの八色にならないと言うの、八色の『八色』ではなく、色が多いの『八色』の意味のヤイロチョウと、日本的な名前だと思います。
③https://www.mirainoshitenclassic.com/2017/11/14n.html?m=1より引用のライラックニシブッポウソウ(体長約36〜38㌢)
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/43996762/picture_pc_217842864771d31f2d0e7ee4b4d325d5.jpeg?width=800)
日本で、カラフルな野鳥といえば、ヤイロチョウかもしれませんが、世界に眼を向けると非常にカラフルな野鳥がたくさんいます。ここでそのすべてを紹介させて頂くことは出来ないので、③の写真のライラックニシブッポウソウを選びました。名前にブッポウソウと名付きますので、カワセミの仲間です。アフリカ中東部と南部に生息するいかにも熱帯のカラフルな野鳥です。ヤイロチョウみたいにどの部分が何色っての解析は出来ませんが、確実に十四色を持つ鮮やかな野鳥なんです。
④-1.https://bird-pedia.com/archives/1953より引用のキンケイ(体長オス約90㌢、メス約50〜60㌢)
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/44000620/picture_pc_fec93335bb2c4100043fcd32b0614fa0.jpeg?width=800)
④-2.http://www.ax.sakura.ne.jp/~hy4477/link/zukan/tori/ginkei.htmより引用のギンケイ(体長オス約130〜170㌢、メス約60〜70㌢)
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/44000717/picture_pc_97975946c7c800632988ff80a1924ac2.jpeg?width=800)
④-1.の社会のキンケイや④-2.のギンケイの二種は、カラフルな色合いではありませんが、この二種ともキジの仲間で、中国に生息しています。キンケイの漢字表記は「錦鶏」、ギンケイは「銀鶏」。キンケイは用心深く身を隠すのが巧いため、派手な色彩とは裏腹に、棲息地でも野外で見かけることは困難で、ギンケイオスは緑と白を基調とした派手な色彩をしている。赤い冠羽と、襟首の日本兜のしころ状を呈する白と黒の飾り羽が特徴。何か中国古来の置物を見ているようです。
⑤-1.https://pino-noah.hatenablog.com/entry/2018/02/17/204936より引用のアキクサインコ(体長約18〜23㌢)
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/44001012/picture_pc_2c515b64660de05d632bbd2680e80d10.jpeg)
⑤-2.https://blog.goo.ne.jp/mini2014-03-31/e/5a6fb701dc37edb3fb5d30baf45e086fより引用のモモイロインコ(体長約35〜38㌢)
![画像6](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/44050820/picture_pc_155366b223ab58615c97849db6541f0c.jpeg)
⑤-3.https://toricafe.co.jp/sall/クルマサカオウムより引用(体長約50〜60㌢)
![画像7](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/44051069/picture_pc_04ac5bd0fcde7166eadfd20e559f6f08.jpeg?width=800)
今までに紹介した色の鳥はまだまだいるかも知れません。赤色や紅色はベニマシコやアカショウビン、フラミンゴなどがいますが、ピンク色となれば、日本にはいません。インコの仲間にピンク色した種がいます。それは⑤-1.の写真のアキクサインコや⑤-2.のモモイロインコ、⑤-3.のクルマサカオウムの三種です。特にオーストラリア固有種のアキクサインコのピンク色は特筆ものです。植物の種子を主食とし、集団生活をする鳥です。暑い日中を避けて夕刻に活動し、夜行性に近いです。
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