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第1851回 いろんな鳥 ⑷

※https://yomeruba.com/news/entry-10191.htmlより引用の毒蛇を、蹴り上げるヘビクイワシのイラスト

①https://www.google.co.jp/amp/toricago.net/bee-hummingbird.html/ampより引用の一番小さなハチドリのマメハチドリ(体長約5〜6.1㌢)と蜂

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   ①はハチドリの中で最も小さなマメハチドリです。写真でもお分かり頂けると思いますが、脚は短小で、歩くことは出来ません。飛行は巧みで、前後、上下、左右どの方向にも飛べ、また空中停止のホバリングも出来ます。他の鳥と違い、上膊骨と尺骨が短いので、翼全体を手首のように180度回すことが可能です。羽ばたきの周波数は可聴域内なので、音として人に聞こえる。子育てはメスのみが郁雛します。ハチドリは350種もいます。 

②-1.https://www.birdfan.net/2019/07/05/71992/より引用の餌を咥えたヒバリ(体長約17㌢)

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②-2.https://www.birdfan.net/2017/05/19/52765/より引用の空高くさえずるヒバリ

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   最近では田畑の畦道なんかで見られた②のヒバリが見られなくなりました。散歩していて、営巣があると知らず歩いていますと、急に親鳥が飛び上がりびっくりさせられました。あのヒバリがみかけません。そのヒバリは飛翔し、さえずりをする高度は110㍍位だといいます。滞空時間は7~8分程度です。また人にとって嬉しいのは餌はコガネムシ、ゾウムシなどの害虫。たまに雑草の種子です。縄張りは直径50㍍ほどで、広い縄張を持つ個体ほど、より高く上ってさえずります。縄張り密度が高いのは草丈が20~30㌢。植被率40~60%

③-1.https://www.pinterest.jp/pin/146789269091468820/より引用のヒメイソヒヨ(体長約18.5㌢)

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③-2.https://www.google.co.jp/amp/s/gamp.ameblo.jp/pittas/entry-10774047923.htmlより引用のフタオビチドリ(体長約23〜27㌢)

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   今から紹介する二種の野鳥は③-1.の日本へは迷鳥として渡来し、普段はシベリアなどに生息ひさるヒメイソヒヨは日本ではイソヒヨドリの仲間で、同じ属の他の種が岩石地帯に棲むのと違って、主に林に生息するといいます。また、③-2.のアメリカに広く分布していますフタオビチドリはやはり日本ではコチドリなどの仲間で、胸の帯は幼鳥では一本で、成熟すると二本になります。

④-1.https://www.birdfan.net/2021/03/05/81714/より枝の上を歩くビンズイ(体長約16㌢)

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④-2.https://www.birdfan.net/2018/06/08/63016/より引用のヨーロッパで鳥の王様ミソサザイ(体長約10㌢)

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   なんとセキレイの仲間の④-1.のビンズイは漢字
表記も難しく「便追」「木鷚」で、別名は何とキヒバリ(木雲雀)です。草地、崖、土手の窪みに草の茎などを用いて椀形の巣を作り、地上をあるくときに尾羽を振り、はたまた木の枝を歩きます。漢字表記が「鷦鷯」と難読な④-2.のミソサザイはフランスのノルマンディ地方の農民は『鳥の王』と呼ばれています。森の暴れ者の猪を倒しました。

⑤-1.https://www.birdfan.net/2018/05/18/62395/より引用のミツユビカモメ(体長約41㌢)

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⑤-2.https://www.birdfan.net/2021/05/14/82184/より引用の夏羽のユリカモメ(体長約40㌢)

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⑤-3.https://www.birdfan.net/2017/09/22/55582/より引用のカモメの仲間でないフルマカモメ(体長約48㌢)

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   第一趾が痕跡的で趾(あしゆび)が三本しかないように見えることが由来した⑤-1.のミツユビカモメはカモメの中でなんと最多です。いまや東京都鳥にも選ばれた、⑤-2.のユリカモメは古代中世では「ミヤコドリ」と呼ばれていた紛らわしい鳥です。そのユリカモメは日本で越冬する個体は、カムチャッカ半島で繁殖します。最後の⑤-3.のフルマカモメはなんとカモメの名が付いているがミズナギドリの仲間です。和名のフルマはノルウェー語で「悪臭のするカモメ」の意味があります。

⑥https://www.google.co.jp/amp/s/www.daily.co.jp/gossip/2021/06/06/0014391403.shtml%3fpg=ampより引用のミナミジサイチョウ(体長約100㌢)

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   南アフリカに生息する⑥の絶滅危惧種のミナミジサイチョウは肉食の巨大鳥です。主に昆虫、陸生の巻貝類、両生類、爬虫類を食べますが、ノウサギほどの獲物を食べることもあります。しかし、まつ毛の長さは18㍉で、サングラスの機能もあるといいます。性格はガラスに映った自身を攻撃して割ってしまうことがあり、害鳥とみなされることもありますが、身体の大きさの割にはミナミジサイチョウはとても臆病な性格をしています。

⑦-1.https://www.birdfan.net/2019/11/22/74895/より引用のムクドリ(体長約23㌢)

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⑦-2.https://www.birdfan.net/2016/07/08/44860/より井戸端会議中のムクドリ

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   冬の甲高い鳴き声のヒヨドリに対して、夏場にあちこちの草むらや畑でうるさく鳴く⑦-1.のムクドリは⑦-2.のように集団生活が得意です。丁度昔の日本の長屋生活みたいなものです。しかし、ムクドリには巣を持てないつがいによる、種内託卵があるようです。スズメも営巣に悩みように。また
この鳥は農作物の害虫を食べる益鳥とされていました。ムクドリ一家族で、112万匹食べ、百万円以上の利益をもたらす「農林鳥」と称えられていました。食性は柑橘類に多く含まれるショ糖をブドウ糖と果糖に加水分解する酵素を持たないので、柑橘類は食べません。冬の葉菜類はショ糖の濃度が高くなり、ヒヨドリは好んで食べますが、ムクドリは食べません。甘さの好みが違うのかも。

⑧-1.https://www.birdfan.net/2013/04/19/22247/より引用のツルハシみたいな頭のヤツガシラ(体長約26㌢)

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⑧-2.https://www.birdfan.net/2010/03/12/5095/より冠羽を開いたヤツガシラ

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   昭和天皇の時代にわざわざ皇居のお庭にやってきて、有名になった⑧-1.のヤツガシラは世界でたった一科一種の珍鳥です。その昭和の時代から令和の今でも日本では、少数が旅鳥もしくは冬鳥として渡来します。オスより弱いヒナとメスは外敵に対して尾腺から非常に臭い物質を出します。また⑧-2.の写真のように冠羽が特徴的です。冠羽を寝かせた状態から立てるときに、羽を90度回転させます。冠羽の枚数は20枚。繁殖期の郁雛はメスのみ抱卵し、オスがメスに給餌し順次抱卵します。
















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