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第582回 季節の野鳥 -冬の野鳥-

①https://www.photolibrary.jp/img413/225151_4004500.htmlより引用の野鳥のイラスト

ウソ(体長約16㌢ 留鳥又は亜種は冬鳥)

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   この②の写真のウソは漢字表記で嘘ではなく、「鷽」と表記します。同じ仲間のイカル同様に古くの昔しからの野鳥で古語である口笛のことを「鷽」と言ったらしいです。このウソは毎年の年末から正月にかけて、私のマンション裏の樹々にて、新芽が出て来たところをこのクチバシで削ぎ取るように食べます。また「ヒーホー」と口笛のような鳴き声を発して来たよと教えます。

オシドリ(体長オス約48㌢ メス約41㌢ 留鳥)

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   ③のオシドリが有名な野鳥であり続けるのはその名を知らしめる「おしどり夫婦」のオシドリです。いつもつがいになったら寄り添って泳いでいます。そんな睦まじい様子が名付け親となりました。オシドリの漢字表記は「鴛鴦」です。音読みで「えんおう」『鴛』はオスを表し『鴦』はメスを表します。ほかの野鳥ではカワセミが「翡翠」と表記され『翡』がオス『翠』がメスです。

カケス(体長33約㌢ 留鳥)

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   ④の写真はカケスです。カケスの名付けも英名が単純明解で、鳴き声が「ジェイ、ジェー」と鳴くその声のままに名付けました。“ジェイ”が英名です。ちなみに漢字表記は「懸巣」です。顔をよく見ると私には厳つい顔のように思えます。また別名が「カシドリ」で、樫の実すなわちドングリが好きで、約三千箇所に「貯食」します。モズの「早贄」と違い、決して場所を忘れないです。

シジュウカラ(体長約14㌢ 留鳥)

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   ⑤は皆さんもご存知のシジュウカラです。オスは胸から太くて黒いネクタイをして、カラ類のリーダー的な存在です。必ず冬になるや同じカラ類のヤマガラコガラヒガラキツツキの仲間のコゲラ、小さな野鳥のエナガなどと「混群」を率いて、冬の餌の乏しい時には、みんなで餌を探し回るパトロールをします。またリーダーのシジュウカラは簡単な単語を並べた文章を持ちます。

ルリビタキ(体長約14㌢ 冬鳥)

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   ⑥の写真はルリビタキです。ヒタキ三兄弟の中でこの日本において、ウグイスコマドリと並ぶ「三鳴鳥」の一つです。ルリビタキを漢字表記で表すと「瑠璃鶲」。この日本で『瑠璃』という青色は青、蒼、紺などの色の中でも宝石がかった神々しい色彩です。この非常に目立つ色彩のため、メスはもちろん種の繁殖優先で地味な体色ですが、オスの幼鳥も一人前までメスの体色です。

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