第1167回 都会に棲む鳥たち

①http://www.tori-monogatari.com/illust_detail.php?pSid=16より引用のハシブトガラスの都会での営巣のイラスト

   以前にも紹介したのですが、いろいろと野鳥たちの動きに変化があるように思い、写真を撮ることもなく、また自分でイラストを描くけることもない私は、ネットからひたすら自分のイメージに合うものを貼り付けさせて頂いています。①のイラストはこれも以前拝借したものですが、都会のハシブトガラスにはピタリと当てはまるイラストかと思います。正にこの感覚で、金のハンガーを集め、電柱の天辺に営巣して、電力会社の工事の方達に撤去され、つがいで怒りを露わにします。

②https://www.photo-ac.com/main/search?q=スズメ&srt=dlrankより引用の都会で暮らすスズメとドバト

   ②の写真は私の大阪市内の職場付近そっくりな場面で、皆さんもよくご覧になる光景かとも思います。通勤駅のロータリーに毎日必ずスズメとドバトの二種はいます。スズメは私たちがその横を通ると、飛び立ちはしませんが、ぴょんぴょんぴょんと植え込みの茂みの中に隠れんぼします。また餌をねだりたいドバトは足下に近付いたり、離れたり、しばらくその辺りを下を向いて何かを啄んでいます。この場から歩くと、交差点角にコンビニがあるのですが、そこにも二種はいます。

③https://www.himawari.com/himawariblog/?p=43744より引用のコンビニ駐車場のハクセキレイ

   ③の写真は街中に進出してきたハクセキレイです。本当に以前はドバトとスズメだけがコンビニ前に集まって、コンビニの前で、行儀悪く食事する主に若者たちのお菓子のクズやパンクズなんかをせっせ、せっせと忙しなく下を向いて、啄む姿をよく見かけました。今ではそれらの常連の野鳥たちがいなくなったら、どこからともなくハクセキレイが「チチチ」と小さく鳴いたと共にスローモーで歩くドバトに対して、せかせか、せかせかと尾羽を上下に振りつつ、餌をついばみます。

④http://bruwulm.blog81.fc2.com/blog-entry-13.htmlより引用の都会のツバメの親子

   この三年を振り返ってみましたら、私の大阪市内の職場は南部側に位置し、4〜5年前まではビル街を駆け抜けるツバメは見たことがありませんでした。しかし、空を見上げてみるとツバメが飛んでいる様子を見る機会が多くなってきました。こんなビル街のどこに営巣しているのかわかりませんが、ついに職場の外周の電信柱に、四羽の幼鳥が④の写真のように止まっており、さえずりまでいきませんが仲良く発声練習していました。その幼鳥達は、私の住む街とは違い痩せた身体でした。

⑤https://kansyuhou55tt.seesaa.net/article/474745164.htmlより引用のマンションのベランダ手摺りのイソヒヨドリ

   ⑤の写真はマンションのベランダ手摺りに止まるイソヒヨドリのオスです。私の街ではもうお馴染みの野鳥として認識されているのですが、大阪市内の私の職場では2〜3年前からあの透き通った、大きな声でさえずりがビル間から聴こえてき、この市内にも進出だと思っていたのですが、それ以後音沙汰がありません。地上採餌の鳥で、人工物を好み、私のマンションの通路でも堂々と捕獲したセミや蝶の類を見てくださいとはばかり、解体して澄んだ通る声で鳴くのに…餌不足でしょうか。