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第602回 弱肉強食

①http://maroleopie.blog118.fc2.com/blog-entry-423.htmlより引用のオオタカハシブトガラスを捕食

   いきなり、衝撃とも取れる①の写真を掲載しました。この自然界でこの写真のような光景は日常茶飯事なことです。どんな野鳥でも、また別の生き物である哺乳類や爬虫類、魚介類、昆虫類だって自分が生きていくには「弱肉強食」の世界です。この世の中我々人間にとっても「弱肉強食」はあります。このハシブトガラスも徒党を組んでいる時は安泰かもしれませんが、いまは…

②http://treesparrow515.blog.fc2.com/blog-entry-1353.htmlより引用のハヤブサ(体長約42〜49㌢)がアマサギ(体長約50㌢)を仕留めた写真

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   何も「弱肉強食」は強くて捕獲する相手より大きくて強いものが、自分よりも小さくて弱いものを襲うとはかぎりません。この②の写真では体長が50㌢にも満たない、ハヤブサが体長約50㌢のアマサギに襲い、見事に大きな相手を仕留めています。ハヤブサは猛禽類の中でも決して大きな野鳥ではありませんが、水平飛行時の速度は百㌔を武器に相手を水面に打ち伏せて命を断ちます。

③http://sankoujin.cocolog-nifty.com/blog/2015/03/post-3aac.htmlより引用のミサゴ(体長約55〜63㌢)のヒナのいる巣を襲うハシボソガラス(体長約50㌢)

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   ③の写真から、「弱肉強食」は何も今までの強いものが、自分よりも小さなものを倒すっていうことだけでなく、今までやられていた弱者がその報復というより、自然の摂理かもしれませんが、その強者の大事な身内であるミサゴのヒナを、ハシボソガラスがなんとか捕獲しようとしています。ミサゴは魚を主食だからハシボソガラスや他の野鳥などは襲いませんが…

④http://mix-suzu.cocolog-nifty.com/blog/2015/05/post-0c6d.htmlよりアオダイショウ(体長約100〜200㌢)にちょっかいを出していたハシブトガラスが反対に捕獲された

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   ④の写真は滅多にヘビなんか食べないハシブトガラスなどのカラス類が、カラス特有の好奇心からこのアオダイショウにちょっかいを出したのでしょう。またアオダイショウの方も自分の身体の大きさからいって、このハシブトガラスなど捕食できるわけなどあり得ないのですが、ハシブトガラスの執拗な挑発にアオダイショウも堪忍袋の尾が切れたのでしょう。絞め殺されたのかも.

⑤http://photozou.jp/photo/show/201647/243967052より引用のハシボソガラスの天敵のはずのオオタカがモビングされた

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   オオタカはカラスの天敵のはずがこの写真のように「モビング」されています。このハシボソガラスは知能も高く、一対一なら天敵のオオタカに①のように捕獲されてしまいますが、反対に群れをなしている時には、普段の悔しさを思いに込めてではありませんが、特にそれが自分たちの縄張りであった時などは、追い返す意味でこのような「モビング」という行為にでます。一対一でも。

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