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第1271回 今まで出なかったききなし ⑵

①https://www.google.co.jp/amp/s/bluebelluk.exblog.jp/amp/24030955/より引用のイラスト

②-1.YouTubeより引用の夜のコノハズク(体長約20㌢)

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②-2.https://www.google.co.jp/amp/s/gamp.ameblo.jp/kasitake/entry-12532982821.htmlより引用のさえずるコマドリ(体長約14㌢)

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②-3.http://moukin.blog121.fc2.com/blog-category-6.htmlより引用の飛翔するサシバ(体長約47〜51㌢)

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   ②-1.の写真は長期に渡ってブッポウソウに間違われたコノハズク、②-2.の写真は日本三鳴鳥のひとつのコマドリ、②-3.の写真はあんまり鳴くことのない渡りをする猛禽類のサシバです。ききなしのまずこの三種の特徴は、コノハズクが知っている方から多いただひと声「仏、法、僧」他には仏教の鳥かと思うほど「御祈祷」とも。コマドリは「必加羅加羅(ひんからから)」と巷では馬のいななきといいますが仏教用語でもあるらしいです。これに対してサシバは「キッスミー」一言です。

③-1.https://www.google.co.jp/amp/s/blog.yacho-photo.com/birds-of-today4-16/amp/より引用のさえずるサンショウクイ(体長約20㌢)

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③-2.https://style.nikkei.com/article/DGXNASDG2504D_V20C14A3000000/より引用のさえずるジョウビタキ(体長約14㌢)

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③-3.https://www.google.co.jp/amp/s/coffeeto.exblog.jp/amp/13408639/より引用のさえずるシロハラ(体長約24㌢)

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   ③-1.の写真は日本では基亜種が夏季に繁殖のため本州以南に夏鳥として飛来するサンショウクイです。サンショウクイは日本では九州でしか見られません。実際には山椒を食べないのですが、ききなしが「ヒリヒリ・ヒリヒリ」と鳴くためこの名前が付きました。③-2.の写真はジョウビタキです。名前の由来が「ヒッヒッカタカタ」「カッカッ」でかちかち山に登場しました。③-3.の写真はシロハラです。「クワッ、クワッ」「ぐちゆ ぐちゆ、くわつ くわつ くわつ」「カイツブリ」て何?

④-1.http://sakitamasongbird.cocolog-nifty.com/blog/2011/07/post-9d3d.htmlより引用のさえずるセッカ(体長約12㌢)

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④-2.http://yachou.g1.xrea.com/tugumi.htmより引用の景色に溶け込むトラツグミ(体長約30㌢)

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   ④-1.の写真のセッカは、日本では沖縄諸島から東北地方にかけて分布し、北日本に住むものは冬になると暖かい地方に移動するほど暖かさが好きですが、その漢字表記は「雪加」「雪下」で寒さに強いイメージがあります。繁殖期のオスの口の中は黒く、スズメより小さく可愛い割にききなしは「ヒッ・ヒッ・ヒッ」と不気味です。同じように④-2.の写真のトラツグミも「寂シイ・寂シイ」「ヒーヒョー・ヒーヒョー」と連発し、ヒーは高く、ヒョーは低いのでこれも不気味なききなし。

⑤-1.https://www.google.co.jp/amp/s/coffeetop2.exblog.jp/amp/27850597/より引用のさえずるノジコ(体長約14㌢)

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⑤-2.https://yacho-joho.com/hoaka-osusume-tanchochi/より引用のさえずるホオアカ(体長約16㌢)

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⑤-3.http://www.hachijo-vc.com/topics/archives/2020/05/post_1593.phpより引用のさえずるホオジロ(体長約16㌢)

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   ⑤-1.の写真はノジコで、⑤-2.の写真はホオアカ、⑤-3.の写真はホオジロです。この三種はホオジロの仲間です。顔の模様とさえずりが特徴的な小鳥であります。とくにホオジロホオアカは歌舞伎役者のようなペイントです。ノジコのききなしは「金からかみ、金屏風」「チョンチョンチーチュチュチュチー」。ホオアカは「へっぴり老爺(じい)お茶あがれ」「四十九日の餅コつけ」。ホオジロは「一筆(いっぴつ)啓上(けいじょう)仕候(つかまつりそろ)」やっぱり歌舞伎役者の台詞です。

⑥https://style.nikkei.com/article/DGXNASDG2903P_Z20C14A5000000/より引用のさえずるホトトギス(体長約28㌢)

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   ⑥の写真は今や悪者扱いの托卵で有名となったホトトギスです。しかし昔の文献を見てみますと、どの分野でも人気が高い野鳥だと思わせます。ききなしも「てっぺんかけたか」「本尊かけたか(ホンゾンカケタカ)」「ホッ・ト・ト・ギス」「時すぎにけり」「死出の田長(しでのたをさ)」「和尚とんでってこい」「特許許可局(トッキョキョカキョク)」「弟(おとと)かわいや、ほーろんかけたか」「包丁かけた、弟恋し」「包丁かけた、弟恋し」どこまでいくのかホトトギスの多彩なききなし。

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