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第832回 シジュウカラ(10回目)のカラ類以外の仲間

①http://torigasukidesu.blog.shinobi.jp/鳥イラスト/カラ類達のお尻ふりふりo-゚∀゚o---より引用のシジュウカラの仲間たち

   前から何回もシジュウカラの混群に対する語りを行ってきました。当たり前ですが、カラ類とカモ類くらいが混群を形成すると思います。リーダー格のシジュウカラは体長約14㌢、サブリーダー   ヤマガラ同じく約14㌢、ゴジュウカラは約13㌢、コガラヒガラハシブトガラも約12㌢とやはりみんな体長約15㌢のスズメより小さな野鳥ばかりです。繁殖期を過ぎた秋から冬にかけて、これらカラ類は効率の良い採餌方法や、集団で身を守る防衛のために混群を形成しているのです。

シジュウカラより小さな混群仲間のエナガ(体長約14㌢)

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   シジュウカラと言えば、大学の研究所で単語を組み合わせて言葉を作って意思疎通を測っていると世界的に報じられました。シジュウカラは「ツーツー」「ジュクジュクジュク」「ツピ」などの鳴き声を発します。自分の縄張りを示したり、オスがメスに自分の魅力をアピールするための鳴き声です。これらのさえずりのほか、「チカチカ」「ジャージャー」という複雑な地鳴きを発することでも有名です。その鳴き声には組み合わせがあるらしく、それを情報発信しているみたいです。

エナガに次いで混群仲間のコゲラ(体長約15㌢)

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   シジュウカラは異なる鳴き声を使い分けたり、それらを組み合わせることでヒナやつがい、群れの仲間に複雑な情報を伝えているみたいです。カラ類の野鳥には同じ仲間なので、その鳴き声を理解することが出来ますが、実際にはカラ類以外の野鳥たちも、このシジュウカラ率いる混群に集まり参加すると言うのです。カラ類のサブリーダーのヤマガラは「ツツピン、ツツピン、ツツピン」など多彩な声でさえずりで、「ビィービィービィー」「ニーニーニー」と地鳴きをします。

④混群は小さな野鳥の群れの代表的なキクイタダキ(体長約10㌢)

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   何かこのヤマガラにしても、コガラの鳴き声の「ピッピィーピー、ピッピィーピー」もおそらくハシブトガラの地鳴きは「チチ、ジェージェー」でカラ類にはカラ類の鳴き声が存在し、我々日本人でも、標準語があり、難波弁、東北弁などの方言があるように同じくカラ類の仲間と言う括りで、初めはその鳴き声がわからなくても、近くに生息していれば分かってくるのだと思います。だからこそ、繁殖期が終わり、子育ても終わったシジュウカラたちは、同種だけでなく集まります。

シジュウカラに一番近い混群仲間のメジロ(体長約12㌢)

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   このカラ類の混群にあやかれば、自分たちにも餌が恵まれて、身も守ることができるのだと、まずは日本では、スズメの仲間になるエナガの学名は"Aegithalos caudatus"でカラ類を表しています。いつもカラ類とよく行動するキツツキの仲間のコゲラはなんと幹の皮を剥いで、虫を見つけて小さなエナガややはりスズメの仲間のキクイタダキに分けてあげるのです。普段は同じような生息場所にいるので呉越同舟かも知れません。あの気の強いスズメの仲間のメジロも参加するのです。

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