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第844回 雌雄同色で綺麗か、雌雄さえずる鳥は?

①http://jpnewsplus.blogspot.com/2018/11/20181lemon.html?m=1より引用の美男美女で揃って歌も上手なカップル

   まあ、どんな野鳥でも、オスの方が着飾ったように派手ないでたちでいるにのに、対するメスは化粧をしないかのような地味な格好していて、またオスは声量良く、なみなみと歌い上げるのに対して、メスはそんなに大きな声量でなく、小さく地鳴きするだけ。また雌雄ともに着飾ることなしに、つがい揃ってと思いきや、やはりオスの方がなみなみと歌い上げるのに、メスはって…雌雄ともに着飾ってさえずりも上手くて、普通のオスが着飾り、メス地味でもさえずり上手もあります。

②http://hokkaidobird.blog74.fc2.com/blog-entry-1620.htmlより引用のヒレンジャク(左側がオス、右側がメス共に体長約17㌢)の共に綺麗な雌雄

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   ②と③の写真のヒレンジャクキレンジャクは凄く特徴的な顔と出で立ちをしていて、もっと写真の角度が変わっていれば、非常に綺麗な野鳥であると思います。顔立ちからして、連獅子よろしく立ち回ります。連雀の仲間は予告なく現れて、どぅっと群れでやって来たと思うと、また脱兎の如く去っていきます。両種とも冬鳥として、やって来ますが、ほかの野鳥たちが嫌う寄生樹のヤドリギの実が大好きで、この実を中心に探し回って、ほぼ全国を駆け巡っています。

③https://www.google.co.jp/amp/s/toritoring.exblog.jp/amp/5146613/より引用の左側がヒレンジャク、右側がキレンジャク(体長約19㌢)

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    この歌舞伎役者のような出で立ちの③の写真の左側のヒレンジャクと右側のキレンジャクは、針葉樹林に生息し、繁殖期を除いて、群れを形成して生活します。食性は植物食傾向の強い雑食で、主に果実を食べますが花、樹液、昆虫類等も食べます。果実は樹上もしくは飛翔しながら空中で、ホバリングしながら採食し、昆虫類は飛翔して捕らえ樹上で食べます。食物を求めて移動を繰り返し、渡りを行う地域や時期、個体数に変動が大きく、ヤドリギの実で集団食中毒死をします。

④https://note.com/hiho2351/n/n494415634ce6より引用のソウシチョウ(体長約15㌢)のつがい

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   ソウシチョウは、外来生物法で特定外来生物に指定されており「日本の侵略的外来種ワースト百」の選定種の一種です。このソウシチョウはインド北部、中国南部、ベトナム北部、ミャンマー北部に自然分布していて、その雌雄揃って綺麗で派手な色合いをして、また雌雄揃って大きく綺麗な声でさえずって、人間に捕まって、遥々日本まで売られて、飼鳥とされたのも束の間、さえずる鳴き声がうるさいと、たちまち放鳥され、生き抜くために群れを作って逃亡生活を送っています。

⑤https://note.com/hiho2351/n/nc209ed7c05b2より引用のイソヒヨドリ(左側がオス、右側がメス共に体長約25㌢)のつがい 

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   この項には登場しませんが、私の好きなカワセミも、雌雄とも綺麗な野鳥です。「清流の宝石」とも呼ばれています。雌雄の判断はオスのクチバシは上下とも黒いですが、メスは下クチバシが赤いです。しかしさえずらないので外しました。この⑤の写真のイソヒヨドリは本当に立派です。ヒタキとツグミの仲間であるが故にさえずるときは良く通る大きな声だし、また雌雄共にさえずる野鳥です。ソウシチョウも雌雄でさえずりますが、イソヒヨドリは気分や天候次第でさえずします。




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