![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/68504859/rectangle_large_type_2_24962083d78fd170f95b79463d5467e1.jpeg?width=800)
第1877回 キジの意外な仲間
①-1.https://petpedia.net/article/429/pheasantより引用のキジ(写真はオス体長約80㌢)
①-2.http://www.forest-akita.jp/data/bird/07-kigi/kigi.htmlより引用のメスのキジ(体長約60㌢)
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/68504868/picture_pc_fd9621d1090f94e45c515f866b309846.jpeg?width=800)
①-3.http://www.birdfan.net/2019/05/17/70628/より引用のキジバト(体長約33㌢)
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/68504871/picture_pc_d88ecb37841f569ec8b5a6cfbf5a5eb5.jpeg)
①-1.のキジといえば、オスが脚光を浴びて、昔話の「桃太郎」に勇敢な鳥として、桃太郎に認められて、犬や猿と共に鬼ヶ島に出向き、赤鬼青鬼を桃太郎と力を合わせて退治しました。そして、その功績が認められたのか日本の国鳥に認定されたり、つがいが揃って一万円札にも印刷されました。またオスのキジに比べて地味な①-2.の写真のメスは野鳥では数少ないメスの身体の模様から、①-3.の写真の別名ヤマバトだったキジバトの名前の由来となったくらいです。雌雄揃って家族に対し外敵からは勇敢に威嚇して追い払うことです。
②-1.https://zaonofumoto.blog.fc2.com/blog-entry-2707.htmlより引用のつがいのヤマドリ(上がオス体長約125㌢、下がメス体長約55㌢)
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/68508836/picture_pc_a36538971aa2d7cfb02d9621e6804c75.jpeg)
②-2.http://tori3.sakura.ne.jp/birdworld_menu/kizi/kizi/kouraikizi-sex.htmより引用のつがいのコウライキジ(右がオス体長約75~89㌢、左がメス体長約53~62㌢)
![画像6](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/68509005/picture_pc_8ad855f0e8bc226ff78d3b8aa0bd4436.jpeg?width=800)
以前にも何回かキジを紹介させて頂いた時に、その生態は性的二型で身体の色も、体長も違います。また国鳥となったキジですが、日本固有種でもありません。一説にはキジの繁殖形態は一夫多妻とも、一妻多夫とも言われます。より強い子孫を繁栄させるために、また地上生活の野鳥ですから子孫繁栄率も低いので沢山の卵を産まないといけないからです。国鳥となった理由のひとつに「狩猟鳥としてもなじみが深いから」というもので、②-1.の仲間のヤマドリは免れましたが、朝鮮半島の②-2.の写真のコウライキジなどを放鳥した為、各地で交雑種が誕生する等乱立のキジです。
③-1.https://gogen-yurai.jp/niwatori/より引用の意外なキジの仲間の鶏
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/68508461/picture_pc_1b7a9f3f9dc1102855c1f0d9eba1a03b.jpeg?width=800)
③-2.http://www.birdfan.net/pg/kind/ord07/fam0701/spe070100/より引用の意外なキジの仲間のウズラ(体長約20㌢)
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/68508429/picture_pc_4561e37738fa50850a14b7c76a75c46e.jpeg)
タイトルのキジの意外な仲間というのには、②の項のヤマドリやコウライキジは当たり前過ぎてとても意外性はありません。しかし、③-1.の家禽のニワトリは意外だと思います。少し似ているのはキジの顔にある赤い肉垂れと、ニワトリの鶏冠(とさか)、そして脚の蹴爪は双方にあります。また、私は自分だけかもしれませんが、③-2.の写真のウズラはニワトリと同じく家禽だと思っていました。ウズラはニワトリの卵と同じくスーパーの食料品コーナーに並んでいる家禽の卵だと思い混んでいました。大きなキジの仲間なのに、仲間の中で一番身体は小さく、また驚く事に日本における野鳥のウズラは漂鳥で、唯一渡りをするのです。
④-1.https://shaboten.co.jp/press/1203/より引用の上尾筒を広げたインドクジャク(体長約100〜120㌢)
![画像7](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/68519170/picture_pc_379c9df0b623c2aec7bd28c2d6bc7a8f.jpeg?width=800)
④-2.https://omutacityzoo.org/animal/?p=279より引用の上尾筒を閉じたインドクジャク
![画像8](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/68519722/picture_pc_e753921dfc50a009de07e610158fe500.jpeg?width=800)
クジャクといえば、日本では動物園でしか見られない④-1.のように飾り羽を広げると写真のような鮮やかな姿になることで有名なキジの意外な仲間です。また馴染みの深い商工には、ニワトリの漢字表記を「鶏」とみなさんがご存知のように、クジャクも「孔雀」と表記することは良く知れたことだと思います。東南アジアに生息していて、頻繁に飛び、木の上で休んでいる姿もよく見られます。オスは繁殖期になると腰から生える長い飾り羽の上尾筒を広げるのは求愛行動です。繁殖期の3月から6月ぐらいまで、飾り羽を広げます。 抜け落ちて、12月頃からまた新しい飾り羽が生えはじめてきます。これが動物園などの名物なのです。
⑤-1a.https://www.corvet.jp/search/?st=rs&kw=1&search_mode=1&kt=nw&nkw=%83R%83g%83h%83%8A%89%C8より引用のキジの容姿に似るコトドリ(体長約80〜100㌢)
![画像9](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/68520825/picture_pc_faf525761ce1c1c8ad6eae40cf411864.jpeg)
⑤-1b.Twitterより引用の飾り羽を広げたコトドリ
![画像10](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/68520943/picture_pc_ccfe05458c483f140183a82cf8319157.jpeg?width=800)
⑤-2.https://www.google.co.jp/amp/s/www.asahi.com/amp/articles/ASN5D74VGN58PISC00W.htmlより引用の後ろのオスのキジの前に新種のキジ?
![画像11](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/68521107/picture_pc_d6275a79f10eeb9bb8ddcab19d0a2232.jpeg?width=800)
⑤-1a.の写真はその体型からして、長い飾り羽もキジにそっくりです。この鳥の名前はコトドリです。体長約100㌢の身体に対して尾羽が60㌢もあるので、キジの仲間のヤマドリの体型に似ています。ちょっとキジの仲間でないのかも知れないと思えるのが、⑤-1b.の写真の尾羽を巻き上げたところです。キジの尾羽はこんなに柔軟ではありません。またコトドリの最大の特徴は、求愛時に飾り羽のついた尾羽を上に持ち上げ、飾り羽を自分の体の上に覆うようにし、他の鳥類の鳴き声を真似ながらダンスをします。個体によっては人が発する言語の他、カメラのシャッター音、チェーンソーの音、車のブレーキ音など人工的な音を真似出来る事も知られています。キジの仲間でなく、スズメの仲間だったのです。そして⑤-2.の写真はあれキジなのか、ちょっと分からないと思います。この体長はキジのメスの大きさです。メスのキジには時に雄化羽色のもの(たぶん老化)がでるとされ写真はその典型的なオスの緑色をした個体です。
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