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第1998回 人それぞれの身近な鳥

①https://tonton-animals.com/c-characters-bird/より引用の身近な鳥のスズメのイラスト

   ①のタイトルイラストには「身近な鳥の名前を調べる」とありますが、その前に皆さんにとっての『身近な鳥』とはどんな鳥なんでしょう。その人によって生活されています場所は様々であると思います。地域的に言えば日本な最北端の北海道にお住まいのかたもいらっしゃれば、反対に最南端の九州、沖縄地方にお住まいとか、また、海辺の近くとか、川沿いや山の麓や中腹とか、本当の都会のど真ん中のビル街とか、住居でも木造一戸建てとか、高層マンションとかで、身近な鳥は様変わりします。だからその平均を取るのではないのですが、スズメやハト、カラスが身近な鳥です。

②-1.https://www.birdfan.net/2019/08/30/72959/より引用のヤマガラ(体長約14㌢)

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②-2.https://www.birdfan.net/2020/01/17/76388/より引用のエナガ(体長約14㌢)

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②-3.https://www.birdfan.net/2019/11/15/74702/より引用のヒガラ(体長約11㌢)

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   山沿いとか、山野の近くにお住まいの方なら、スズメやカラスの他には②-1.の写真の人懐っこいというか、警戒心が薄いというか、ヤマガラがいます。ヤマガラシジュウカラと同じく、カラ類の仲間で、晩秋や冬の餌が乏しい時期にはこの二種は必ず、先頭に立つように②-2.の写真のエナガや②-3.の写真のヒガラなどと、種を超えた混群を結成して、食べ物確保に臨みます。この三種は平地から山地にかけての林に生息していますが、樹木の多い庭園とか、公園や街路樹などでも見ることができます。他にはシジュウカラコゲラも山の鳥と言ってしまえばそうなのでしょうが、この二種に於いては、最近では街中進出が目立ちます。

③-1.https://www.birdfan.net/2010/02/05/4917/より引用のセグロセキレイ(体長約21㌢)

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③-2.https://www.birdfan.net/2014/04/18/27835/より引用のアオサギ(体長約93㌢)

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③-2.https://www.birdfan.net/2018/01/19/58922/より引用のカワウ(体長約81㌢)

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   それでは、水辺の近くにお住まいの方々の身近な鳥はなんでしょう。私のマンションの裏にはすぐ下に河川があります。自宅マンションを出て裏に向かえば河川敷があります。その河原には色んなセキレイが歩いていました。③-1.の写真はそのひとつのセグロセキレイです。以前にはキセキレイの姿も遠くから目立つのでよく分かりましたが今では見かけません。また今街中のコンビニの駐車場ではセグロセキレイとよく似たハクセキレイが闊歩しています。また夏の夜にテラス窓を網戸にして、開けていますと、突然に「ギャー」という鳴き声で飛んでいる大きなアオサギにびっくりさせられます。アオサギは夜行性でもあり、よく夜に餌を狩るらしいです。もうひとつはよく見かけるのは溜池などですが、やはり大きなカワウが軍団で現れますと、何せカラスのような真っ黒な姿に驚かされます。溜池などで潜水した後に翼を広げながら、集団で日干ししている姿は圧巻です。

④-1.http://ada-kitakyu.com/bird/isohiyodori.htmlより引用のつがいのイソヒヨドリ(左がメス、右がオス共に体長約25㌢)

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④-2.https://www.birdfan.net/2017/09/29/55750/より引用のウミネコ(体長約47㌢)

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④-3.https://www.birdfan.net/2016/04/01/42105/より引用のトビ(体長約59〜69㌢)

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   同じ水辺でも、河川や湖沼と海辺では生息しています鳥たちも大変違います。そんな中で、ネットで、海辺で身近な鳥と検索してみましたら、④-1.の写真のイソヒヨドリが上がりました。今となっては生息域が二分化しており、私が住む街中にも生息していますが、やはりそのます名前の由来通りの「磯にいるヒヨドリに似た鳥」という、日本では以前にいた海辺で当たり前に見かける鳥です。写真の通りのオスが青い、性的二型の繁殖形態ですが、雌雄共に綺麗にさえずります。そして二番目は④-3.の写真のウミネコです。「ニャア、ニャア」と名前の通りに鳴きます。殆どの人がウミネコを見てカモメと思っているようです。東京都鳥になったユリカモメと合わせて三大海鳥です。日本では留鳥ですから年中見られます。もう一羽となりますと、私の住む山沿いの街でも見かける④-3.の写真のトビがいます。山間の鳥ともいえますが、やはり山沿いの海辺や漁港に多いです。猛禽類としても大きい方の部類ですから、見つけ易いと思います。やはりこの海辺でもライバルのハシボソガラスなんかと喧嘩が発生します。

⑤-1.https://www.birdfan.net/2007/07/13/1666/より引用のつがいのキジバト(左がオス、右がメス共に体長約33㌢)

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⑤-2.https://www.birdfan.net/2021/08/13/83049/より引用のシジュウカラ(体長約14㌢)

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⑤-3.https://www.birdfan.net/2018/07/13/63801/より引用のコゲラ(体長約15㌢)

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⑤-4.https://www.google.co.jp/amp/s/tenki.jp/amp/suppl/usagida/2016/03/13/10751.htmlより引用の子育て中のツバメ(体長約17㌢)

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   自宅に身近な鳥ということになりましたら、いつも登場致しますのが、スズメハシブトガラスに、ハシボソガラスの二種のカラス、またドバトということになりますので、今回は省略致しまして、一番に持ってきたのが、⑤-1.の写真のキジバトです。本来ならキジバトは山野に生息する鳥で、別名をアオバトと同じく「ヤマバト」と呼ばれていました。そのキジバトは開発のために生息域を追われ、街中にやってきました。キジバトドバトのような集団性の行動をする鳥ではありませんが、ドバトとは違い、気がつけばマンション裏の木の枝に止まっています。もう⑤-2.の写真のシジュウカラメジロと並んで有名です。年中見られる鳥で、以前にはメジロヤマガラエナガなどと同じ山間に生息する鳥でした。街中に公園や緑地が増えたことに対して、街中生活を選びました。そんなシジュウカラに歩調を合わせるのではない⑤-3.の写真のコゲラは、やはりシジュウカラと同じく、山間の樹林を生息域にしていました鳥ですが、シジュウカラほど頻繁ではないですが、徐々に街中に進出してきています。最後にはやっぱり、身近な鳥として外せないのが、⑤-4.の写真のツバメです。春先に越冬先の南の国から帰ってきて、前の年と同じ場所の民家の軒先に営巣致します。スズメも人の民家の屋根裏や空気孔に営巣しますが、こんなに人の出入りが激しい玄関先に営巣致しますのはツバメを於いて、他にないと思います。そんなツバメは人に身近な鳥です。

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