第622回 美人な野鳥

①https://togetter.com/li/1131898より引用の女優かモデル？ヘビクイワシ(体長約100〜150㌢)

②https://togetter.com/li/1131898より引用のすごい色気のヘビクイワシ

   もうダントツの美人な野鳥だと思います。①②の写真を見ればどなたも納得されると思います。この写真のヘビクイワシがオスかメスかはどうでもいいことで、①の写真なんかはLUXのシャンプーのCMに登場する世界のトップ女優が豪華なドレスを纏って登場する姿を思い浮かべてしまいます。このヘビクイワシは漢字表記で「蛇食鷲」恐ろしい名付けです。また英名“secretary bird ”は「書記官のような鳥」でこれもピンときません。でもこんな写真を見れば一目瞭然の美しさです。

③https://blogs.yahoo.co.jp/tico1968jp/66238282.htmlより引用のアオマユハチクイモドキ(体長約33㌢)

④https://www.vario-media.net/cute/20171215_32182/より引用の横から見たアオマユハチクイモドキ

③④の写真はアオマユハチクイモドキと長ったらしい名前で、「青眉蜂喰擬」と漢字表記すると美人が台無しになります。アリ食いといいますが別にアリを主食にしているわけではなく、虫も食べれば、果実もたべます。このアオマユハチクイモドキはカワセミとは仲間関係にあるため、非常にカワセミ同様に綺麗な配色となっています。またハチクイの仲間には近くありません。長い尾羽に化粧飾りをつけて、モデル気取りです。因みにニカラグアとエルサルバドルでは国鳥に指定です。

⑤https://www.google.co.jp/amp/s/plaza.rakuten.co.jp/waniwani1968/diary/201707150000-amp/より引用の足元が色っぽい見返り美人ポーズのヤイロチョウ(体長約18㌢)

   ⑤の写真のヤイロチョウからは日本の美人野鳥ということになります。ヤイロチョウは漢字表記で「八色鳥」。決して体色が八色あるわけではありませんが、多色の鮮やかな配色の野鳥です。日本には夏鳥として、高知県の四万十川の清流沿いの高木からなる常緑広葉樹林に生息し、なかなか姿を見ることができない野鳥です。また種小名nymphaは「ニンフ」の意で、山や川、森や谷に宿る女神のことを意味するということです。このヤイロチョウは和名も種小名も美人野鳥です。

⑥https://www.stalkdear.com/aki.6355?ampより引用の横顔美人なアトリ(体長約16㌢)

   ⑥の写真のアトリも漢字表記は「花鶏(かけい)」と、花の印象のある良い和名だと思います。「花鶏」の表記は鮮やかなオレンジ色が目立つ体色が花が咲いたように見えることが由来とされています。また「獦子鳥(かっしちょう)」時に数十万の群れを形成するので「集まる鳥」からアトリといわれたという説もあります。主に日本海より山形県、富山県等に飛来し、それから各地に散らばります。華やかな模様のアトリの群れが木にとまると花が咲いたようです。

⑦https://pukapuka-note.blogspot.com/2018/06/blog-post_8.html?m=1より引用のオシドリ(メス体長約41㌢)のメス

⑧https://pukapuka-note.blogspot.com/2018/06/blog-post_8.html?m=1より引用の⑦のメスオシドリの娘？

   最後に登場するのはあの「オシドリ夫婦」で有名なオシドリのメスです。⑦の写真をパッと見るだけで美人だなあと私は思います。オシドリの漢字表記は「鴛鴦」で、あのカワセミ「翡翠」同様に『鴛』はオシドリのオスを表し、また『鴦』はメスを表します。それほどカワセミ同様、オシドリのオスはオスで素晴らしく、またメスはメスで素晴らしく美人だと思います。その⑧の写真は美人メスオシドリの愛娘？みたいです。