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第1259回 鳥の童謡や唱歌 ⑴

①https://jp.123rf.com/photo_61800963_かわいい鳥の歌.htmlより引用のイラスト

   私たちの幼少の頃は、今みたいにパソコンやスマホもないし、テレビは金持ちの家なら白黒があるという程度で、情報源は絵本や学校の先生からの教えだけでした。その中で童謡を教えてもらい、覚えて家で唄い、家族から褒められるのが嬉しかった思い出があります。なかでも鳥が関わる童謡は思い出深いものがあります。その中でも、身近なスズメやハト、カラスや、飼っている鳥のカナリヤ、夏の海水浴で見かけるカモメ、小さい頃何も考えず遊びながら歌っていた「かごめかごめ」

②http://sushiko.dee.cc/suzumeno-gakko-top.htmより引用の童謡「すずめの学校」

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   戦時中の帝国主義の日本に於いて、雀の先生がムチを振るって命令し、生徒の雀は自己思想を禁じ国策に向かって突き進む事を歌っているとされ、雀のたった一つの鳴き声である「チイパッパ」を比喩的表現として、全ての日本国民が一つの言葉を胸に日本国を守ろうとすることも同時に歌ってあり帝国主義的な表現を含めて描いているという見方があります。作詞は清水かつらは童謡『靴が鳴る』作曲は弘田龍太郎で『靴が鳴る』『こいのぼり』『春よこい』とお馴染み曲ばかりです。

③http://www.ne.jp/asahi/sayuri/home/doyobook/doyo00meiji2.htmより引用の童謡「ハトぽっぽ」

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   「ぽっぽっぽ、鳩ぽっぽ、豆がほしいか、そらやるぞ」が歌い出しの作詞、作曲ともに不詳であり元の曲名の『鳩』は、1911年刊行の『尋常小学唱歌』に掲載された童謡・唱歌です。1941年の国民学校用の教科書『ウタノホン』では、曲名が「ハトポッポ」に変更されました。それと同時に歌詞も一部変更されています。ややこしいことに作詞が東くめ、作曲は瀧廉太郎の『鳩ぽっぽ』とは曲が異なります。その『鳩ぽっぽ』は「鳩ポッポ、鳩ポッポ〜」から始まり原曲かもしれません。

④YouTubeより引用の童謡「七つの子」

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   童謡「七つの子」は、1921年児童文学雑誌『金の船』の七月号に掲載され有名になった日本の童謡・唱歌。作詞は『赤い靴』『しゃぼん玉』『こがね虫』などで知られる野口雨情で、作曲は『青い目の人形』 『赤い靴』 『めえめえ児山羊』 『汽車ポッポ』を代表作にもつ本居 長世です。この童謡は今でもお茶の間の話題にあがり「七つの子」の“七つ〟はカラスの子であるヒナが七羽なのか、また人間に例えれば、“七歳くらいの子供〟のことかの選択です。どうやら後者の意見みたいです。

⑤https://www.thosenji.com/2016/09/04/かなりや-西條八十-一/より引用の童謡「かなりや」

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   「唄を忘れた かなりやは〜」が歌いだしの「かなりや」は、作詞が西條八十、作曲は成田為三による日本の童謡。原詩は1918年の童謡雑誌「赤い鳥」11月号に掲載されました。また、1947年、最後の国定教科書に採用された際には題名が『歌を忘れたカナリヤ』と改められ「唱歌」となりました。生活苦で詩人への夢から遠ざかりかけていた西條八十が自分自身のことを、歌詞に於いて「唄を忘れたかなりやは、うしろの山に捨てましょか」はかなり子供の頃は衝撃な歌詞の一部です。

⑥https://mister-yoda.com/kagomekagome/より引用の童謡「かごめかごめ」

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   「かごめかごめ」はこどもの遊びの一つであり、またはその時に歌う歌のことで「細取・小間取(こまどり)」「子捕り・子取り(こどり)」「子をとろ子とろ」とも言うみたいです。この曲の原型・原曲が確認できる最も古い現存の文献は、1820年頃に編纂された「竹堂随筆」という童謡集とされています。やはり曲の歌詞も変えられています。『かごめ』とは『籠女』=”妊婦〟のことらしく『籠の中の鳥は〜』は”胎児〟のことで『いついつである〜』はいつ産まれるかだと言うことです。

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