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第666回 日本の白がトレードマークの野鳥

①https://illustimage.com/?id=1801より引用のイラスト

   赤がトレードマークの野鳥と同じで、身体のどこかに白いポイントを持っている野鳥というのは何か惹かれるものを持っています。真っ白は真っ白で、オオハクチョウコハクチョウタンチョウ、シラサギと呼ばれるダイサギチュウサギコサギなどなどありますが、身体のどこかのポイントに白があるのも、それはそれで良いことだと思います。まあ最近私の住む街て白がポイントの野鳥といえば、ハクセキレイシジュウカラくらいのものです。どんな野鳥を選びましょうか。

②赤い眼、白い鼻筋、黒い顔や身体はっきりくっきりのオオバン

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   オオバンは冬鳥もしくは留鳥で、ヤンバルクイナで同じくクイナの仲間です。この②の写真のオオバンの姿は水上に泳ぐ正面からの写真なので、あ趾(あしゆび)なんかは水の中に隠れて見えていません。実はその趾には木の葉形状の水掻きである弁足があり、普通の水掻きと違いカイツブリのような櫂の形をしています。それゆえに泳ぐのも潜水するのも得意です。そして黒い身体と顔。その鼻筋からクチバシは真っ白で、眼は赤い。凄く絵になるようなオオバンです。

③白いアイラインの日本の侵略的外来種ワースト100選定種のひとつのガビチョウ

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    この③の写真のガビチョウを見ても、凄く白のアイラインが目立ちます。ガビチョウは前後しますが、中国などからソウシチョウと一緒にそのさえずりや物真似、ソウシチョウはその美しい色合いで選ばれた飼鳥でしたが、籠抜けなどで自然に放たれました。その体色は全体的に茶褐色でかなり地味ですが、眼の周り及びその後方に眉状に伸びた特徴的な白い紋様を持ち、クチバシの色は黄色いです。アイラインの白が際立ちます。よく目撃情報があるのは大きなさえずりとアイライン。

④歌舞伎役者のような白黒のメーキャップが素晴らしいホオジロ

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   以前に歌舞伎役者のような野鳥のひとつとして取り上げましたこの④の写真のホオジロ。上にいるのがホオジロのオスで、下がメスです。ホオジロスズメよりやや大きな身体でまたそれがスズメに良く似ていますが、その顔の模様が特徴的です。ちょうど黒いアイラインの下の白いラインが頰にあたり、その頰が白いことからホオジロです。ほかオスの方が白い顔のラインが黒いアイラインと生えて非常にはっきりと見えます。頭頂部は褐色と黒の羽毛が混じる短い冠羽があります。

⑤白いカッターシャツに黒いネクタイキリリと締めたシジュウカラ

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    もうこの⑤の写真のシジュウカラは、年中見受けられる身近な野鳥になりました。日本では留鳥として周年生息しています。もっと身近なスズメと比べてもほんのすこしだけ小さくて、体つきはスマートです。野鳥観察に初めて行かれる時の観察の仕方はシジュウカラは白いカッターシャツに黒いネクタイをきちんと締めている野鳥であると説明を受けるほどのわかりやすさです。またよく似たカラの仲間にネクタイは締めてないけれど、アゴの下が白いのコガラヒガラがいます。

⑥やっぱり白が目立つナンバーワンの白いアイリングのメジロ

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    もう全国どこにでも春先になると、街中につがいでやってきて、民家の庭にある梅の木や、椿の花の蜜を吸うのが、この⑥の写真のメジロです。メジロは甘いものが大好きで、庭に餌台が設置され、リンゴやミカンなど甘いものがあれば、人への警戒心は何処へやら…なのに昔から藪中のウグイスと間違われたり、ウグイス餅の色は本当はメジロ色と、こんなところにもメジロの黄緑色が冴え渡ります。そのほとんど黄緑色の身体の色とお腹の白に一番愛嬌のある白いアイリングです。


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