見出し画像

第1705回 身近な鳥たちの英名 ⑴

①Twitterより引用の世界の鳥のイラスト

   人間は本名があり、芸能人なら芸名、作家ならペンネーム、ホステスさんなら源氏名、私にはハンドルネームなど複数の名前が存在しますが、鳥たちにも色んな名前が付いている種も沢山います。皆さんもご存知のウグイスは「春告鳥」「花見鳥」「歌詠鳥」「報春鳥」「黄粉鳥」など和名だけでも二十を超える名前があります。また、世界的にみますと『和名』はもとより、ラテン語の『学名』『英名』もあります。鳥たちは好む好まないを別にし、最低でも三つの名前を持ちます。

②-2.https://www.naturephoto-cz.com/オオアオサギ-picture_ja-15092.htmlより引用のオオアオサギ(体長約97〜140㌢)

画像1

②-2.https://www.birdfan.net/2014/12/05/31565/より引用のアオサギ(体長約93㌢)

画像2

②-3.https://www.birdfan.net/2019/12/06/75284/より引用のアオジ(体長約16㌢)

画像3

②-4.https://www.birdfan.net/2018/11/02/65902/より引用のアカゲラ(体長約24㌢)

画像4

   日本の②-1.のアオサギ(蒼鷺)は英名では"Grey heron"で、グレーのサギということです。和名では蒼いのが、これが②-2.のオオアオサギ(大青鷺)となりますと、英名が、“Great blue heron“で同じ仲間でグレーと青色の差です。また②-3.のアトリの仲間のアオジ(青鵐)は、和名では身体の緑がよく目立つので、この名前ですが、英名は“Black-faced bunting“で顔を重視です。②-4.のアカゲラは日本ではオオアカゲラがいますが、西洋では一種からか、英名が“Great spotted woodpecker“

③-1.http://opipo.blog.fc2.com/blog-category-82.htmlより引用のつがいのイソヒヨドリ(左がオス、右がメス共に体長約25㌢)

画像5

③-2.https://www.birdfan.net/2019/12/13/75581/より引用のオスのウグイス(体長約16㌢)

画像6

③-3.https://www.birdfan.net/2017/09/29/55750/より引用のウミネコ(体長約47㌢)

画像7

③-4.https://www.birdfan.net/2021/04/09/81975/より引用のエナガ(体長約14㌢)

画像8

   ③-1.のイソヒヨドリといえば、最近では本当に身近ですが、磯なのにこの街中にいるなんて。英名は“Blue rock thrush“で岩のツグミ。③-2.はお馴染みのウグイスは“Japanese bush warbler“で「薮の歌い手」内外でも同じです。③-2.のウミネコはにゃあにゃあ鳴く「海猫」が英名では“Black-tailed gull“で黒い尾羽のカモメって怖そう。小さく可愛い③-4.のエナガは「柄長」で、ながい尾羽を『柄』に例え、英名でも“Long-tailed tit“で、尾羽が長いカラの仲間って、エナガエナガです。

④-1.https://www.birdfan.net/2021/05/14/82158/より引用のオオバン(体長約39㌢)

画像9

④-2.https://www.birdfan.net/2017/02/17/50140/より引用のつがいのオシドリ(左がオス、右がメス共に体長約45㌢)

画像10

④-3.https://www.birdfan.net/2017/04/21/52116/より引用のオナガ(体長約36㌢)

画像11

④-4.https://www.birdfan.net/2016/12/22/48567/より引用のカササギ(体長約45㌢)

画像12

   バンより一回り大きな④-1.のオオバンは水掻きが弁足です。英名が“Eurasian coot“でなぜユーラシア大陸のマヌケなのか。④-2.の鴛鴦夫婦のオシドリは“Mandarin duck“で、オスは中国上層部の鮮やかな軍服です。エナガもそうでしたが、④-3.のオナガ(尾長)は“Azure-winged Magpie"は空色の翼を持つカササギ、また④-4.のオナガのライバルのカササギである“Eurasian magpie“は白黒二色のマーガレット(マグパイ→カササギ)と同じカラスの仲間ですが、身体の色で分けてあるわけです。

⑤-1.https://kotobank.jp/word/カラス%28鳥%29-1519294より引用の日本のカラス

画像13

⑤-2.https://www.birdfan.net/2017/02/24/50417/より引用のカワガラス(体長約22㌢)

画像14

⑤-3.https://kotobank.jp/word/ハト-115352より引用のハトの種類

画像15

   最も身近な鳥に⑤-1.のカラス(鴉)がいます。その中で❶ ハシブトガラス(嘴太烏)は“Jungle crow“など❷ハシボソガラス(嘴細烏)は“Carrion crow“と、❶は森に生息し、❷は屍肉を食すとあるのは日本では間違いではないですか。また、ravenはワタリガラスなど大型種。rookはミヤマガラスなど中型種。jackdawはコクマルガラスなど小型種です。⑤-2.のカワガラス(河鴉)は仲間でなく、茶色い潜水者で“Brown dipper“です。⑤-3.ハトはドバトが“rock pigeon“で岩のような色の鳩。キジバトは“Oriental turtle dove"は鱗状の斑紋が亀の様。

⑥-1.https://gramho.com/explore-hashtag/風の松原公園より引用のつがいのキビタキ(左がメス、右がオス、共に体長約14㌢)

画像16

⑥-2.https://www.google.co.jp/amp/s/gamp.ameblo.jp/kuwagata88park/entry-12573260962.htmlより引用の左がヒレンジャク(体長約17㌢)と右がキレンジャク(体長約19㌢)

画像17

⑥-3.https://www.birdfan.net/2021/06/11/82602/より引用のツグミ(体長約24㌢)

画像18

⑥-4.https://www.birdfan.net/2017/05/12/52557/より引用のクロツグミ(体長約22㌢)

画像19

   夏鳥の⑥-1.のキビタキ(黄鶲)は性格は粗いですが英名の“Narcissus flycatcher“は黄色い水仙ですが、裏の意味はナルシスト。⑥-2.は仲良しの二種のレンジャクです。キレンジャクは“Bohemian Waxwing“ヒレンジャクは"Japanese Waxwing“で特にキレンジャクのボヘミアンは放浪の蝋翼です。冬鳥の⑥-3.のツグミ(鶇)の英名は“Dusky thrush“は浅黒いツグミ、⑥-4.のクロツグミ(黒鶫)は“Japanese thrush“で、夏鳥として日本に帰ってきて、さえずり聴かすクロツグミが本家みたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?