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第1071回 身近な鳥を知る(その他の鳥)

①新春一番に新芽を食べるイカル(体長約23㌢)

   マンションのベランダ向こうの樹木にお正月休みが終わって、さあ今年も仕事をがんばらなくっちゃと思うまだまだ早春の寒い頃に、部屋の空気の入れ替えをと思い、テラス窓を大きく開けると、何やらピチペチパチと何かをつぶすような音がきこえます。そうっと耳を傾けると「キー、キー」「コー、コー」の地鳴き。イカルと言う名のペンチのようなクチバシで、新芽をふこうとしているのを鋭いクチバシで噛みちぎっています。イカルは昔ながらの野鳥で、日本では漂鳥です。

②https://note.com/hiho2351/n/n6af5a75fdb88より引用のひまわりの種が大好きなカワラヒワ(体長約14㌢)

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   イカルと同じように、鋭いクチバシを持っているものに、②の写真のカワラヒワの怖い顔をもっと怖い顔にしたウソ、またその中で一番クチバシの小さなウソなど、冬から春にかけてのまだまだ寒い時期にはこんなアトリの仲間がにぎわします。その中のひとつのカワラヒワはよく河原にいることが多いとされますが、向日葵を植えている公園や草むら等にもいて、大好物のひまわりの種を集団で食べ尽くす大食感です。カワラヒワは留鳥で「キリリ、コロリ」と鳴き声もアトリ特有です。

③あまり背の高い樹木を好まないホオジロ(左側がメス、右側がオス共に体長約16㌢)

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   ③の写真のホオジロはちょっと離れたところで見ますと、スズメと間違えてしまいます。スズメ体長約15㌢に対して、ホオジロは約16㌢と近くにくれば、身体は同じ大きさですが、尾羽が長い分区別がはっきりとわかります。私の住む地区では草むらややはり公園の植え込み、畑でよく見かけます。私は名前の由来である、ホオに白い帯状があるのが、なぜか私は歌舞伎役者の化粧と被せて見てしまいます。「ピッピチュ・ピーチュー・ピリチュリチュー」と綺麗にさえずります。

④山沿いの畑や田園地帯に生息するハシボソガラス(体長約50㌢)の親子

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   ④の写真は電線で、二羽の幼鳥に給餌するハシボソガラスの一家ですが、私の住んでいる街では身近な野鳥です。しかし、山沿いはまだしも、畑と住宅地が併設する地区では、同じカラスのハシブトガラスとの縄張りの境界線があやふやです。一対一の闘いだとハシボソガラスハシブトガラスより一回り小さいので不利ですが、あまり群れないハシブトガラスより群れるハシボソガラスは何とか縄張りを守っています。マンション裏の楠には、幼鳥に給餌する親鳥を見ることがあります。

⑤河辺をちょこちょこ歩くセグロセキレイ(体長約21㌢)

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   私の住んでいるマンションの裏には河川が流れていますので、何十年か前は⑤の写真のように、セグロセキレイが胸を張って、堂々と河辺とか大きな溜池のある公園の溜池の辺を、今では見かけなくなったキセキレイと歩いているのをよく見かけました。セグロセキレイキセキレイは一目瞭然でわかりますが、ハクセキレイとなりますと、ちょこまかちょこまか早歩きするセキレイには眼を凝らしても判別は難しいです。しかし、セキレイ特有の尾羽を上下に振る姿は何とも可愛いです。

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