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第563回 野鳥の渡り

①https://www.google.co.jp/amp/s/www.afpbb.com/articles/amp/3173759より引用の「冬鳥」のクロヅル(体長約114㌢)の渡り

   ①はクロヅルの渡りです。クロヅルは「冬鳥」でこの日本より北の国で繁殖期を迎え、そして越冬のために日本にやってきます。この鶴類のほかに割と身近なツグミジョウビタキユリカモメマガモなどの小型から中型の野鳥。あんまり近くではありませんがオオハクチョウマナヅルオオワシなどの大型の野鳥もいます。

②http://ツバメ.xyz/archives/51より引用の渡り鳥といえば「夏鳥」のツバメ(体長約17㌢)

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   「夏鳥」となると、私たちの最も身近なツバメがいます。「夏鳥」はこの日本で繁殖期を迎えて、秋になれば越冬のためにこの日本より南の国に渡っていきます。他には小型でヒタキ類のオオルリキビタキクロツグミ、中型ではアマサギ、また猛禽類のハチクマサシバも「夏鳥」になります。見る機会が多いのが「夏鳥」です。

③「旅鳥」チュウシャクシギ(体長約42㌢)の渡り

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   「旅鳥」というと、この日本より北で繁殖期を迎え、日本より南で越冬するため、渡りの移動の途中に日本を通過して行く野鳥のことです。主に移動時期である春と秋に見られます。「シギチ」の仲間に多いのですが、私たちにとっては身近な野鳥とは言えません。何故なら渡りの途中でこの日本に立ち寄るのですから時期も短いです。

④http://ynomu.blog113.fc2.com/blog-entry-714.htmlより引用の地域によって「漂鳥」とされるヒヨドリ(体長約28㌢)

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   私たちが住んでいますこの大阪ではこのヒヨドリは年がら年中に私たちの身近にいる野鳥です。その野鳥のことを「留鳥」と言います。しかしこのヒヨドリは寒冷地で繁殖期を迎え、この日本の温暖な地区に渡ります。この場合のヒヨドリは「留鳥」ではなく「漂鳥」です。房総半島南端、伊良湖岬のほか、関門海峡では千羽を越えて渡る群れも観察されます。

⑤「留鳥」であるはずのスズメ(体長約15㌢)も旅ガラスみたいに…

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   面白いのは⑤のスズメです。昔ながらのこの日本に住み着いた私たちにとって、最も身近な野鳥であるスズメ。そのスズメの中にはとても体長約15㌢のちっぽけな野鳥とは思えないほど、百㌔単位です国内を移動する本のわずかなスズメがいるようです。調査に於いて、新潟県で標識放鳥された約五千七百羽のうち七個体が岡山県で、三個体が高知県で標識回収されたと記録されています。

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