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第1715回 鳥が人に語りかけている

お詫び:私の記事をご覧になられている方の指摘で、「第1428回 色んな鳥40目 ⑷」と本来なら「第1429回 色んな鳥40目 ⑸」のはずが二作連続して『第1428回』がダブっていましたので、ひとつずつ『回』をずらさせて頂いているためこの回は「第1731回」とさせて頂きました。以後もひとつずつずらせて頂きます。

①https://blog.goo.ne.jp/sugi713/e/236309d2eb7d2d905f1804a82c2a1997より引用の釣り人からおこぼれ頂戴したいコサギ(体長約61㌢)

   私は片田舎に住んでいるからかもしれませんが、①のような光景をよく眼にします。どうやらこの写真では、コサギが釣り人の釣った魚のおこぼれを頂戴しようと、敢えて釣り人の隣に釣り人が釣り上げるのを虎視眈々と待ち構えているわけです。これは別にサギに限ったことではなくて、漁船に群がるカモメをはじめとする海鳥なんかも当てはまると思います。以前にも述べましたように、眼の良い鳥たちは遠く離れた上空や平地からでも、私たち人間が行なっていることを見ます。

②YouTubeより引用の公園の水飲み場で水栓をひねって水を出して飲むハシブトガラス(体長約56㌢)

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   ②の写真はハシブトガラスが、公園の水飲み場の水道で、自らのクチバシで水栓を捻って、水道の水を飲んでいるところです。鳥の中でも、取り分けて知能が高いとされるカラスの仲間は、公園て遊ぶ人間の行動をつぶさに観察して、自分の使用目的と合致致しましたら、人が手を使ってやっていることを、カラスはクチバシに置き換えて水栓をひねるという行動を実行したわけです。他にも子供が滑り台にお尻をついて滑り降りるのを観て、野鳥であるにも関わらず、遊び心を実践します。

③https://mag.anicom-sompo.co.jp/12187より引用の人の言葉の物真似をするセキセイインコ(体長約18㌢)

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   この人の動きを観察して学習するという行動は何も知能が高いとされるカラスだけの行為だけではありません。飼鳥のセキセイインコなどのインコやオウムなんかもこのことは顕著に現れます。もう親も自分も人間に育てられ、餌を与えられて、飼育されています飼鳥は、何から何まで人間の言葉や行動を目の当たりにしています。中には自分の親は人間と思っている個体もあるかもしれません。そんな環境の中、人に本当に口移しの様に言葉を教えられたら、言葉も話せる個体もいます。

④-1.https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research-news/2017-07-28より引用のシジュウカラの言葉の解析表

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④-2.https://www.itmedia.co.jp/news/spv/1603/09/news078.htmlより引用のシジュウカラへの言葉の試験の例

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   ③の項のセキセイインコなどの飼鳥は、もう産まれた頃からそこには人間がいて、毎日餌や水を与えられ、人間から話しかけられ、野鳥のように怯えることがないのです。手乗りも人の声の物真似も出来ないことはないはずです。そんな折、色んなマスコミがシジュウカラの文章による言葉のことを放送し、すごい反響を得ました。シジュウカラ同士だけでなく、ヤマガラコガラといったカラ類の仲間達共通の意味ある素晴らしい鳴き声。

⑤https://www.google.co.jp/amp/s/youpouch.com/2015/04/28/264490/amp/より引用のシジュウカラに限らず野鳥の鳴き声は何を語るか

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   ⑤のイラストは「言葉を話して鳴いている」のシジュウカラではなく、鳥として鳴くのはなぜかを調べてみたすと、1.  鳥は一連の地鳴き、さえずり、鳴き声は「言語」   2.  警戒音には鋭く、よく通る音が含まれ、鳥が危険を感じ、仲間に危険を警告する時に使用   3.  助けを求める声は幼鳥が親鳥の注意を引くために翼をバタバタさせながら、小さなうめき声や甲高い声を発する   4.  コンタクトコールという接触声は、挨拶の鳴き声で、仲間を確かめます。群で飛ぶ時やお互いに呼び掛けたい時、良い餌のある場所の情報を共有する時にも使用   5.  飛翔中の声は、鳥には飛翔中にのみ使う特別な声があり、面白いことに、この声は他の種と区別する時に最も正確な証拠   6.  鳥の朝のさえずりは気持ちの良い目覚めの合図   7.  さえずりが音楽になる時に人は音楽で表す                               ※  以上のことから、どんな鳥も私たちに何かを語りかけていると私は思い愛すべき鳥は隣人です。


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