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第644回 カラフルな野鳥

①https://www.ac-illust.com/main/detail.php?id=769630&word=カラフルな鳥より引用のカラフルな野鳥のイラスト

   前回の第641回の「青く光る野鳥の化石」を語りつつ、登場するブッポウソウの仲間の南アフリカやアラビア半島に生息するライラックニシブッポウソウを見ていましたら、なんと世界には美しい野鳥がいるのだと感心してしまいました。私はこの日本において、まだこの眼で見ていない野鳥は沢山いますので、身近な野鳥をテーマにしています。その日本において、多種多様な色彩の野鳥はおらず、存在するとしたらヤイロチョウくらいのもので、そんなに派手な野鳥はいないのです。

②https://xtreeem.com/I0011264より引用の世界一綺麗な野鳥のケツァール(オス体長約90〜120㌢)

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   まず、ネットで世界一綺麗な野鳥は?と入力すると、決まってこの鮮やかな色彩をもつ美しい鳥として知られている②のケツァールが上がってきます。生息地はメキシコ南部からパナマにかけての山岳地帯の森林で、ケツァールはスペイン語です。またケツァールの和名は「カザリキヌバネドリ」です。アステカの主要言語だったナワトル語由来で、「大きく輝いた尾羽」という意味を持つ綺麗な野鳥です。頭から背にかけて光沢のある濃緑色をしており、腹部が鮮やかな赤色です。

③https://www.vario-media.net/cute/20170510_23296/より引用の十二色の色をもつライラックニシブッポウソウ(体長約36〜40㌢)

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   ③のこの写真を見ましたら、このライラックニシブッポウソウを何故か本物の鳥とは思えませんでした。パソコンで創った画像かとも思いました。それほどこの世のものではないように。十四色からなる羽で覆われるカラフルな鳥で、それを誇りに思ったのか、ボツアナの国鳥とされています。名前のライラックは色の一つで、ライラックの花の色を由来とします。英語で薄紫色のことです。飛翔時には光沢のある青い風切り羽が輝く、宝石のように大変美しい野鳥です。

④https://www.pinterest.jp/pin/463659724120670219/より引用のニジチュウハシ(体長約40㌢)

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   森永製菓のチョコレート菓子チョコボールで有名なキョロちゃんの仲間がこの④の写真の「オオハシ」のニジチュウハシです。この野鳥も本物の鳥とは思うないところがあります。冠羽はまるでリボンをくるりと巻いたようなまるで作り物のようなものです。またこのニジチュウハシはキツツキの仲間です。体に対してかなり大きくてカラフルなクチバシが特徴的で、細い枝の先にある果実を採食できることや、目立つクチバシが警告色になったり、仲間同士の選別にもなっています。

⑤https://www.pinterest.jp/pin/586312445212568126/より引用のエリアカフウキンチョウ(体長約13㌢)

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   この⑤の写真のエリアカフウキンチョウには数種類のパターンがあって、襟の赤で頭の青い⑤の種や、襟が黄緑色で頭が水色の種などがあります。生息地はアルゼンチン、ブラジル、パラグアイです。フウキンチョウと名のつく野鳥は熱帯に住む鳥の仲間です。基本的には情熱的な赤色のつく種が多いです。オスは色鮮やかな羽色が多いですが、めすは地味です。これは日本の野鳥にも言えて、メスもオスみたいに派手な出で立ちだと外敵に目立ちすぎて、狙われやすいからです。

⑥https://www.google.co.jp/amp/s/orat.exblog.jp/amp/17699460/より引用のキマユシマヤイロチョウ(体長約21〜24㌢)

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   日本でもこの⑥の写真のようなキマユシマヤイロチョウの仲間としてヤイロチョウがいます。凄く神秘的な野鳥で、飛来する地が四国は高知県の四万十川周辺の奥深い森林に生息して、あんまり外には出てこないといいます。またその姿は発光体のように輝いています。そのヤイロチョウの姿形がそっくりなキマユシマヤイロチョウはとにかくこの仲間は警戒心が強いです。あまり高いところを飛ぶわけではなく、ミミズや昆虫などの小動物を探して食べるのはヤイロチョウと同じです。

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