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第1214回 サルタンガラ

①https://www.avitopia.net/bird.ja/index.php?img=450030103より引用のサルタンガラの顔の部分のイラスト

   つい先日、Twitterで良く私の投稿した記事に好きマークを頂いている方がおられまして、いつもは日本の猛禽類であります鷲鷹を中心にデッサンを描いていらっしゃいまして、私は写真を撮る事も鳥をデッサンすることもできない人間なので、この方が上手に描いておられる数々の作品を羨ましく思ったり、感情のこもった猛禽類の顔が大好きでした。時には猛禽類ではなくい野鳥も描かれてはいましたが、その方が急に海外に生息しています①のイラストのサルタンガラという鳥を描かれて、投稿されました。ご本人も「たまにはパンクに」と言っておられるように、こんな、黄色い冠毛と冒険だったと黄色いお腹の野鳥を描き、またその鳥が、余り有名でもなかった鳥の姿を描かれたのです。サルタンガラはどんな鳥でしょう。

②https://www.pinterest.jp/pin/603975000008498869/より引用のサルタンガラ(体長約22㌢)

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   ②の写真がサルタンガラの全身です。この鳥の英名 は“Sultan Tit"で〝Sultan〟はアラビア語であるسلطان ‎sultānスルタンで、イスラム世界における君主の称号のひとつとされています。私はサタンかと思いましたが、安心致しました。スルターンを号する君主を戴く国家を指して、スルタン国という呼称を用いることがあり、オマーン、ブルネイは現存するスルタン国だそうです。そんな偉大な名前を頂いた鳥らしく、最後の〝Tit〟はカラの仲間を表しています。これを和名に致しましてサルタン-ガラとなるわけです。ネパール、ミャンマー、タイ、中国に分布し、昆虫を主食とします雑食の鳥です。カラの仲間ですから雌雄同色です。しかしながら、オスの黄色い部分は目立った黄色い色で、それに対しメスはやはり目立ちません。

③-1.https://ameblo.jp/pittas/entry-12703990748.htmlより引用のサルタンガラ

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 ③-2.https://www.birdfan.net/2019/05/17/70714/より引用の日本のシジュウカラ(体長約14㌢)

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③-3.https://ebird.org/species/gretit3?siteLanguage=jaより引用のヨーロッパのシジュウカラの亜種

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   さほど情報がないサルタンガラですが、やはりカラの仲間ということで、主に森林に生息し、他種と混群を形成することもあります。冬季には種子を主に食べ、また食物を蓄える種もいます。このあたりは日本のカラの仲間と同じで、ちょうど③-2.の写真のシジュウカラにどことなく似ている気がします。またヨーロッパにはシジュウカラの亜種が③-3.の写真のように生息しています。似てはいないと思われるこの二種ですが、生息地や食性、混群形成やはたまた樹の祠や人間が設置する巣箱をにも営巣致します。また何となく長めの尾羽、黄色い身体、黒い翼などはやはりカラの仲間であり、特にシジュウカラには良く似た鳥です。

※  あまり情報がなかったため、鳴き声すら分からず、普段の様に充分な記事になりませんでした。

   

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