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第578回 季節の野鳥 -夏の野鳥-

①https://www.photolibrary.jp/img413/225151_4004500.htmlより引用の野鳥のイラスト

アオバズク(体長約29㌢ 夏鳥)

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   アオバズクはゴールデンウィークの初夏の頃から、私のマンション裏の樹木から夜に「ホッホ、ホッホ」と窓を閉めていても気付くように鳴いてくれます。アオバズクは漢字表記で「蒼葉木菟」。「梟(フクロウ)」の仲間のその中での耳羽と言われる外羽を持つ「木菟(ミミズク)」の仲間です。この日本では最も人間にとって身近なフクロウです。また神社仏閣の樹林にもよくいます。

カワセミ(体長約17㌢ 留鳥)

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   私のハンドルネームの一部にもなっているカワセミ。その漢字表記は沢山ありますが、やはり「翡翠」がダントツです。この「翠」をもう少し奥深くして「みどり」のほかに「鳥」を加えた文字が『翆』で「翡翆」とも表記されます。そのカワセミは雌雄同色でその区別はクチバシ下の色が口紅を塗ったような紅色がメス。そんなカワセミは綺麗だけじゃなくて、雌雄がさえずります。

イソヒヨドリ(体長約25㌢ 留鳥)

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   このイソヒヨドリも最近の身近な野鳥です。一年中いますので、親しみもわこうかと言うものです。マンションのベランダ手摺りまで何回もやってきて品定めします。営巣を考えているような…そんなイソヒヨドリは「磯鵯」と漢字表記しますが、実はヒヨドリの仲間ではなく、ツグミの仲間です。雌雄の区別はあるものの雌雄揃ってさえずります。天気の良い日などは飛翔しながらも。

アオサギ(体長約93㌢ 留鳥)

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    もうこのアオサギには驚かされます。夜中であろうがおかまいなしに、飛行しながら真っ暗な中で、川上で「グェー」と大きな鳴き声。眼が覚めてしまいます。なにせ1m近い大きな身体。普段から目付きが怖いです。漢字表記は「蒼鷺」。蒼くないじゃないかと言われそうですが、タバコの煙のような青みがかった灰色なのです。繁殖期になると後頭に黒い羽毛が伸長(冠羽)します。

オオヨシキリ(体長約19㌢ 夏鳥)

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   ⑥のオオヨシキリが有名なのは、写真でもお馴染みのクチバシの中が真っ赤であることと、カッコウに托卵の対象とされること、また「ギョシギョシ、ケケチケケチ」など早口の大声で、日夜問わずさえずります。この三つが特徴です。また漢字表記は「大葦切」葦を切り裂き中の虫を食べます。また鳴き声から「行行子」とも呼ばれ、オスが複数羽のメスによるハーレムを形成します。

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