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第1526回 春の鳥景色

https://ja.pngtree.com/free-png-vectors/%E6%98%A5%E3%81%AE%E9%A2%A8%E6%99%AFより引用の春の景色のイラスト

   新春とはよく言ったもので、昔の旧暦の正月はもう春であり、早春ではなく、新しく年が明けて新春と呼びました。この頃から、まだ世間は冬真っ只中なのですが、外の風景には変化が見られてきています。それをひしひしと感じることが出来るのが、いま現在住わっていますマンションのベランダ向こうの風景です。まだまだ樹木は葉っぱを落として、枝が剥き出しの様相を示しています。そんな、風景もよくよく見てみますと変化があります。良く見ると早くも新芽が芽吹いています。

②-1.https://www.birdfan.net/2019/01/11/67272/より引用の冬でも鳴きあげるヒヨドリ(体長約28㌢)

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②-2.https://www.birdfan.net/2021/01/15/81092/より引用の新芽を食べるイカル(体長約23㌢)

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②-3.https://www.fujingaho.jp/lifestyle/a58393/wanokoyomi-kijihajimetenaku-180115/より引用の早春のキジ(写真はオス、体長約80㌢)一番鳴き

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   別に春だから、渡鳥が帰ってきたとか、さえずりが聴こえたって言うのも春には重要ではありますが、冬真っ只中の折に、ベランダの葉っぱのない樹木の丸見えの枝から「ヒーヨ、ヒーヨ」とけたたましい鳴き声が聴こえてきます。②-1.のヒヨドリが春よ早く来いとばかりに叫んでいるように。またヒヨドリが去ったあとには、裸の枝に僅かに芽吹いた新芽を、②-2.のイカルが、ペンチの様なクチバシで啄んでいます。里山の畑や草地に向かうと遠くから②-3.のキジの母衣打ちが聴けます。

③-1.https://www.kaze-travel.co.jp/blog/bird_tenjo099.htmlより飛行しながらさえずるイソヒヨドリ(写真はオス、体長約25㌢)

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③-2.https://www.birdfan.net/2012/11/16/20367/より引用のさえずるハクセキレイ(体長約21㌢)

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③-3.https://www.birdfan.net/2016/04/22/42738/より引用のさえずるシジュウカラ(体長約14㌢)

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   一月が行ってしまい、春間近になると、暗い未明の寒い朝から、私の自宅の向かいのマンションの屋上から「ヒーチュリツチーチュルリル」と複雑にさえずる③-1.のイソヒヨドリの鳴き声が、朝早くから聴こえます。この鳥はつがいでさえずりあうロマンチックな鳥です。このイソヒヨドリに負けるなとばかりに、普段は路上を歩いている③-2.のハクセキレイも、この時ばかりは電線で「チフー、チビー」など鳴きます。また、ベランダ向こうは③-3.のシジュウカラが裸の枝で「ツツピー」

④-1.https://www.birdfan.net/2020/02/21/77369/より引用のつがいでさえずるメジロ(左がオス、右がメス、共に体長約12㌢)

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④-2.https://www.birdfan.net/2016/08/05/45457/より引用のさえずるウグイス(写真はオス、体長約16㌢)

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④-3.https://www.birdfan.net/2012/07/20/19325/より引用のさえずるコジュケイ(体長約27㌢)

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   二月が逃げて、春先になる頃、今までベランダ向こうの裸の枝に群れていた、良くウグイスと間違われる④-1.のメジロは、梅の花の蜜を求めて、街中の民家の梅に今度はつがいで現れます。良く間違われる本人である、当初は藪中から「ホーホッケッキョ」と聴こえはすれど、身を隠していた④のウグイスは、ベランダ向こうの樹木まで姿を現してくれます。こうなると、春もたけなわ桜の花の開花はと桜前線が賑わす中で、陽気の良い日は竹藪から④-3.のコジュケイが「チョットコイ」。

⑤-1.https://www.birdfan.net/2019/10/25/74208/より引用のさえずるヤマガラ(体長約14㌢)

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⑤-2.https://www.birdfan.net/2020/03/27/78422/より引用のさえずるツバメ(体長約17㌢)

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⑤-3.https://www.birdfan.net/2017/01/20/49044/より引用のコゲラ(体長約15㌢)

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⑤-4.https://www.google.co.jp/amp/s/tenki.jp/amp/suppl/usagida/2016/04/09/11441.htmlより引用の七十二候「鴻雁北(こうがんかえる)」

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   もう三月が去り、冬に混群を結成していたエナガや⑤-1.のヤマガラは、山より美味しい新芽があるとばかりにベランダ向こうの樹木につがいや群れでやってきます。三月半ばに日本に帰ってきた、「ムシクッテ、ツチクッテ、シブイ」でお馴染みの⑤-1.のツバメは前年のつがい相手や若鳥で北に渡って初繁殖のツバメも相手を決めて民家に巣作り完成。誰も虫がいるぞと教えた理由ではないのに山から「ギー」とドアが軋む様な鳴き声で⑤-3.のコゲラが現れ、⑤-4.の冬鳥は北に帰ります。

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