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第1133回 冬季オリンピックと鳥たち

①https://mainichi.jp/articles/20220204/k00/00m/050/404000c.ampより引用の北京冬季オリンピック開幕の1シーン

   新型コロナの影響で昨年の7月23日開幕まで、一年延長され、開幕した東京オリンピックから、早や半年後の今年の2月4日に開幕しました冬季北京オリンピック。毎日、テレビをつけてみれば、やれスキージャンプだとか、スノーボード、フィギュアスケート、スピードスケートなどなど、冬季大会史上最多の109種目が実施されています。①の写真は、北京冬季オリンピックの開会式で、国家体育場の「鳥の巣」であり「雪の結晶」との演出では、平和の象徴であるハトの模型を手にした多くの子供達が会場内を元気よく走り回りました。

②-1.https://www.ac-illust.com/main/detail.php?id=1012519&word=%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%97%E9%B3%A5より引用のスキージャンプする鳥のイラスト

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②-2.https://www.agara.co.jp/sp/article/105510より引用のスキージャンプ選手のようなノスリ(体長約52〜57㌢)

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   この日の注目のひとつは、6日に行われた北京オリンピックのスキージャンプ男子ノーマルヒルで、今大会の日本勢で最初の金メダルを獲得した小林陵侑がジャンプのラージヒルズで二個目の金メダルを獲得出来るかとの注目の競技を観ていますと、ジャンプ競技者は「鳥人」と呼ばれています。なるほど、冬季競技の中では②-1.のイラストの鳥のように飛ぶ距離を競うのは圧巻だと思います。男女とも100㍍前後を「鳥人」のように飛翔します。その競技者の斜面を滑るような飛び方に私は②-2.の写真のノスリの飛翔を思い出しました。

③Twitterより引用のスケートショートトラックのようなカモの群れのぐるぐる回り

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   スケートの競技に短いコースをくるくる回って順位を競い合うショートトラックがあります。割り込み、横入り合戦です。割り込みのテクニックにプラスしてスピードが要求されるのでしょうが、何か近い距離をぐるぐる回っている為、また周りの景色も短時間に何回も巡っている為に、つまらないと思う反面、私はカモが群れで、池や湖畔の水面をクルクル回るのは、水中に上昇水流を発生され、プランクトンを食べられるようにしています。氷上の競技者達は各々にメダル獲得を目指し全力集中するのに対して、カモたちは皆んなで協力しあって、餌のプランクトンを捕食します。

④-1.https://www.google.co.jp/amp/s/tenki.jp/amp/suppl/kous4/2017/04/10/21881.htmlより引用のガンの渡り

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④-2.https://mobile.suntory.co.jp/eco/birds/encyclopedia/detail/1491.html?transfer=pc_to_mobile&utm_referrer=https%3A%2F%2Fwww.google.co.jp%2Fより引用のパシュートのような並びのガンの渡り

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   これまではあまり知られていなかったスケート競技のひとつに、2006年のトリノオリンピックから正式採用されたパシュートというチームワークを使う新しい競技があります。私が頭に思い描きますのは、④-1.の写真のガンやカモの群れでの渡りで、日本が前回の冬季平壌オリンピックで、一糸乱れぬ滑りで、この競技は先頭がチームをひっぱり、後ろの人達は先頭を風除けに使って体力を温存し、先頭が疲れた時に交代をしながらゴールを目指します。3人が④-2.の写真のガンのように、隊列を組んで進むスピードスケート女子団体追い抜きで高木美帆、佐藤綾乃、高木菜那、菊池彩花の日本が決勝でオランダを破り、念願の金メダルを獲得致しましたのはまだ記憶に新しいです。

⑤-1.https://sportsbull.jp/p/1219043/より引用の団体ペア・フリーで演技する三浦璃来、木原龍一組

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⑤http://www.birdfan.net/2008/03/21/2323/より引用のつがいで求愛ダンスを舞うタンチョウ

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   やはり、冬季オリンピック競技の花形はフィギュアスケートだと、私は思います。中でも今回の北京オリンピックでは⑤-1.の写真の団体ペアの三浦、木原組が日本の団体初メダルを引き寄せました。羽生結弦は惜しくも4位、しかし後進の鍵山優真が「銀」宇野昌磨が「銅」でした。団体では4位だったショートプログラムに続き、フリーでも自己ベストを更新して2位。チームの大きな力になりました。こんな華麗な演技を観ていますと、私は⑤-2.のタンチョウの求愛ダンスを思い浮かべます。練習なしのぶっつけ本番に頭が下がります。

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