![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/63701933/rectangle_large_type_2_5c4417c1a74c50bec7594d2b77506429.jpeg?width=800)
第1789回 仕草や行動も恐ろしい鳥
①-1.https://karapaia.com/archives/52066267.htmlより引用のクチバシに血を滴らすハシボソガラパゴスフィンチ
①-2.https://ja.m.wikipedia.org/wiki/コガラパゴスフィンチより引用の普段のハシボソガラパゴスフィンチ(体長約11㌢)
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/63701939/picture_pc_582716f3ae62b8e2f23f49d33642b00d.jpeg?width=800)
行動仕草も恐ろしい鳥となりますと、①-1.のタイトル画に採用させて頂きましたクチバシに血が滴っている鳥が「バンパイヤバード」の異名の高いハシボソガラパゴスフィンチです。その名の通り、顔付きからフィンチの仲間であり、ガラパゴス諸島の固有種で、外見は①-2.の写真のように小さな身体で、あの煌びやかなフウチョウの仲間といいます。カツオドリの背後をクチバシで突いて、流れ出た血液を飲んだりする事があることから、血液を常食する唯一の鳥類とされています。
②-1.Twitterより引用のなんでも食べるオオフルマカモメ(体長約86〜99㌢)
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/63701976/picture_pc_aa086f46aa5bcfc3dfb8b99ee7566f10.jpeg?width=800)
②-2.https://blog.goo.ne.jp/taka_owl_bb/e/cf257e40d5486281024df70cc90c3fe0より引用の子育て中のオオフルマカモメ
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/63701984/picture_pc_6c94517a745b18d9af060b9711f858bf.jpeg)
②-1.の写真の貪欲な怖い顔はオオフルマカモメです。イカをはじめ、オキアミ、アザラシの死骸、ペンギンの死骸、死骸なら何でも捕食してしまいます。言うなれば、海のハゲワシみたいな存在です。オオフルマカモメと「カモメ」が付きますが、実はカモメの仲間ではありません。ミズナギドリの仲間です。カモメもカラス同様に雑食ですが、コウテイペンギンやオウサマペンギン、アデリーペンギンの卵やヒナだけでなく成鳥までも執拗に攻撃し捕食してしまうギャングな鳥です。
③-1.https://karapaia.com/archives/52089670.htmlより引用の殺人キックを浴びせるヒクイドリ
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/63701992/picture_pc_5326d47f598ca28d29b78bcc1f27398c.jpeg)
③-2.Twitterより引用の普段のヒクイドリ(体長約100〜170㌢)
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/63702003/picture_pc_3323fb84904a98a0dcf29beaa922c363.jpeg)
世界三大走行鳥である、ダチョウ、エミューと並んで存在するのが、③-1.と-2.のオーストラリアのヒクイドリです。-1.の写真では人間に向かって蹴りを放っています。-2.の写真のように普段は臆病な性格ですが、それゆえに刺激されると、そのキック力は約120㌕とされ、人が蹴られると皮膚が裂けて内蔵が出るほどのダメージを受けるといいます。そのヒクイドリの脚には約12㌢もある大きく鋭い爪があります。この丈夫で刃物のような爪がヒクイドリの武器です。殺人を犯した事例あり。
④-1.https://www.pinterest.jp/pin/774196992163700637/より引用の繁殖期でつぶつぶの突起が膨れ上がったヒョウモンシチメンチョウ
![画像6](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/63702007/picture_pc_c726cadddbef32aad2e3b93b20975be9.jpeg)
④-2.https://zatsugaku-mystery.com/funny-bird/より引用の非繁殖期のヒョウモンシチメンチョウ(体長約70〜120㌢)
![画像7](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/63702012/picture_pc_f3a43874a6fc5357ce9ab38fec9d7387.jpeg)
私はこの鳥には悪いですが、④-1.の写真を一眼見ましたら、鳥肌が立ちました。なんか近寄りたくないと感じます。この鳥はヒョウモンシチメンチョウというシチメンチョウの仲間で、それもこの種のオスだけが繁殖期になると、病気を連想させるような不思議な風姿で、つがい相手に対してアピールするようです。非繁殖期になると、④-2.の写真のように普通のシチメンチョウの顔に何事もなかったように戻ります。いったい、この頭部にある不気味なぶつぶつはなんなのでしょうか。
⑤-1.http://toricolle.blog.jp/archives/52619133.htmlより引用の毒を持つピトフーイことズグロモリモズ(体長約25㌢)
![画像8](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/63702016/picture_pc_3af1bf0ea8e4b6dc297b6150a1271c65.jpeg)
⑤-2.https://matome.naver.jp/m/odai/2142364028235578601より引用のカワリモリモズ(体長約18cm=別名チャイロモズツグミ)
![画像9](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/63702021/picture_pc_fc2c79b99fcad45c1cd2612233a5314f.jpeg)
⑤-3.https://secure.birds.cornell.edu/cassso/login?service=https%3A%2F%2Febird.org%2Flogin%2Fcas%3Fportal%3Debird&gateway=true&locale=jaより引用のムナフモリモズ
![画像10](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/63702028/picture_pc_4b1895ffcf8d27d3395b22012853f794.jpeg?width=800)
⑤-4.https://ebird.org/species/ruspit1?siteLanguage=jaより引用のサビイロモリモズ
![画像11](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/63702046/picture_pc_fced83cb1771dcdf26eb46facb9e21a9.jpeg?width=800)
⑤-5.https://ebird.org/species/blapit1?siteLanguage=jaより引用のクロモリモズ
![画像12](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/63702057/picture_pc_b55d1d8a41f0da95b9850342d18b44a5.jpeg?width=800)
⑤-6.https://www.google.co.jp/amp/s/gamp.ameblo.jp/pittas/entry-12102836885.htmlより引用のカンムリモリモズ
![画像13](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/63702077/picture_pc_a0e0456a24d4ebe5af46178bdd4a591f.jpeg)
最後に⑤-1.から-6.のようにずらりと並んだ写真は順番に行くと、ズグロモリモズ、カワリモリモズ、ムナフモリモズ、サビイロモリモズ、クロモリモズ、カンムリモリモズの毒鳥六種です。何故かズグロモリモズ以外は普通の鳥の容姿です。しかしこれらの鳥の羽には毒が含まれています。その中でも毒が強い、特にズグロモリモズの腹部は鮮やかなれんが色で、頭部は黒い。これはよく目立つ配色であり、警告色だと考えられます。強力な神経毒ステロイド系アルカロイドの毒だそう。
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