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第1878回 カラ類の仲間
①http://works.tepping.jp/s/article/49662140.htmlより引用のイラスト
カラ類の「カラ」は漢字表記で『雀』ですが、一番身近なスズメのことではありません。いわゆる小鳥のことを指示します。金糸雀=カナリア、四十雀=シジュウカラ、雲雀=ヒバリ、山雀=ヤマガラ、葦雀=ヨシキリなど身体の大きさが約15㌢までの小鳥のことです。またカラ類は二つの違った仲間の「シジュウカラ科」五種と「ゴジュウカラ科」に分かれ、シジュウカラ、ヤマガラ、コガラ、ヒガラ、ハシブトガラとゴジュウカラの六種がいわゆる『カラ』の仲間という事になります。
②-1.https://blog.goo.ne.jp/nekopunch-222/e/e9f97cbba0be4fdb2b68b51cd8348621より引用のつがいのシジュウカラ(右のネクタイの太いのがオス、左がメス共に体長約14㌢)
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/68572848/picture_pc_ce1c6d133178c0b10feae35c126f22d0.jpeg?width=800)
②-2.http://www.tori-tori-tori.com/?p=77387より引用の雌雄同色のヤマガラのつがい(左がメス、右がオス共に体長約14㌢)
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/68572852/picture_pc_bc31094db826d93d12fadc868ce74110.jpeg?width=800)
『カラ』の仲間が「シジュウカラ」科と「ゴジュウカラ」科に分かれた時にシジュウカラ科の名前のリーダー的な存在が、②-1.の写真の黒いネクタイを締めたシジュウカラと②-2.の写真の茶色いちゃんちゃんこをまとったヤマガラの二種です。のちの研究でシジュウカラなどのカラの仲間は簡単な言葉を持つといいます。例えば「ピーツピ」は「警戒しろ」「ヂヂヂヂ」は「集まれ」という意味で「蛇がくる」は「ジャージャー」とか、シジュウカラは200種類程の鳴き声を使い分け、仲間とコミュニケーションをとっているといいます。
③-1.http://www.birdfan.net/2015/04/24/34609/より引用のコガラ(体長約12㌢)
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/68572859/picture_pc_1b68f284ad1cc53752d0eb9737024a81.jpeg)
③-2.http://www.birdfan.net/2015/12/11/39128/より引用のハシブトガラ(体長約12㌢)
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/68572869/picture_pc_9ea371a53afd4805d0af5f1b5d8f5bb6.jpeg)
③-3.http://www.birdfan.net/2016/02/19/40802/より引用のヒガラ(体長約11㌢)
![画像11](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/68573603/picture_pc_89cdf9568d1b0871e721dafccd2857b0.jpeg)
ヤマガラは見方によりますとシジュウカラの仲間というふうに思われる方もあると思います。あまりにも身体の色や模様が違います。しかし「ツーツー、ピー」などの鳴き声は似通ったものがあります。そう考えてみますと、この③の項の-1.〜-3.のコガラ、ハシブトガラ、ヒガラはまさにシジュウカラの兄弟のように良く似ています。コガラはシジュウカラを小さくして、クチバシも短く、ネクタイをとっただけで、黒いベレー帽と黒い喉もとは同じです。コガラとハシブトガラこのはよく似ています。黒いベレー帽と黒い喉もとが一緒です。身体の大きさも同じで、ハシブトというくらいですからクチバシだけです。最後のヒガラは、コガラよりやや小さく、冠毛が立っており、喉の黒い処が幅広くよだれ掛けみたいです。四兄弟の歳の離れたやんちゃな末っ子のような感じです。
④-1.http://www.birdfan.net/2015/10/16/37876/より引用のゴジュウカラ(体長約13㌢)
![画像6](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/68572886/picture_pc_d8e9a69487b40b48adabdeecfc3a72ab.jpeg)
④-2.http://www.birdfan.net/2018/04/20/61862/より引用のキバシリ(体長約14㌢)
![画像7](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/68572893/picture_pc_1f20d20cc65fd30647b980bf6a203c64.jpeg)
「シジュウカラ」科以外の 『カラ』類の仲間には「ゴジュウカラ」科の④-1.の単独のゴジュウカラがいます。同じく『カラ』の仲間ですが、シジュウカラ科は両趾で木の実などを支えて、クチバシで突いて食べますが、しかし、木の実などを趾で押さえることは苦手で、ヒマワリの実などは木に幹のすき間に差し込んで固定し、割って食べます。木の幹を下向きに歩くことができる特技を持っています。また『カラ』類の仲間ではありませんが、④-2.の写真のキバシリはゴジュウカラのと同じく、木の幹を歩くことが出来ます。しかし、ゴジュウカラのように下向きには歩けません。
⑤-1.http://www.birdfan.net/2020/01/17/76388/より引用のエナガ(体長約14㌢)
![画像8](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/68572901/picture_pc_a8a200730b85d0a9d72d1bed703ce05f.jpeg)
⑤-2.http://www.birdfan.net/2019/12/27/76005/より引用のメジロ(体長約12㌢)
![画像9](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/68572913/picture_pc_7c5b40ca96bff341a035763e77434bfd.jpeg)
⑤-3.http://www.birdfan.net/2019/03/29/69374/より引用のコゲラ(体長約15㌢)
![画像10](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/68572930/picture_pc_af7645ba8d9ba2cbb1a20658814db9dd.jpeg)
さあ、シジュウカラ、ヤマガラ、コガラ、ハシブトガラ、ヒガラ、ゴジュウカラの六種が『カラ』の仲間です。④の項に紹介致しましたキバシリは『カラ』の仲間ではありませんが、生息域が似通っていますので、仲間ではありませんが、『カラ』たちの晩秋から真冬にかけての合同餌探しであります「混軍」に参加いたします。このキバシリの他には、皆さんもご存知の⑤-1.の小さい鳥で、冬には「エナガ団子」を形成致しますエナガや、甘い物には目がない⑤-2.のメジロ、またキツツキの仲間ですが、最近では街中に進出中の⑤-3.のコゲラなど、小さなメンバーが参加します。
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