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第1270回 今まで出なかったききなし ⑴

①https://www.google.co.jp/amp/s/bluebelluk.exblog.jp/amp/24030955/より引用のイラスト

②https://global.canon/ja/environment/bird-branch/photo-gallery/akahara/より引用のアカハラ(体長約24㌢)

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   ②の写真のアカハラは、漢字表記はそのまま「赤腹」で、ツグミの仲間に分類されます。古くは茶鶫(チャジナイ)と呼ばれていました。近種にマミチャジナイ(眉茶鶫)がいて眉からお腹にかけて茶色い体色でよく似ています。日本では繁殖のため本州中部以北に夏鳥として飛来し、冬季になると本州中部以西で冬鳥として越冬します。そのききなしは「競輪競輪でパー」とギャンブルで、お金をすってしまったとか「カモン、カモン、チュー」と英語の発音があったりと、面白いききなしです。

 ③-2.http://kamaima.blog.fc2.com/blog-entry-126.htmlより引用のさえずるウグイス(写真はオス体長約16㌢)

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   ③-1.の写真は三鳴鳥のひとつのウグイスと③-2.の写真はそのウグイスの仲間のエゾセンニュウです。ウグイスのききなしは皆さんがご存知「法、法華経(ホー、ホケキョ)」にほかなりません。「ほうほけ経」(狂歌『万載狂歌集』江戸時代)、「法華経」「ホホキ(法吉)」(出雲国風土記 奈良時代) その他に「月星日(つきほしひ)」や「千代千代千代」「ゴキフショー」は江戸時代に「ウークヒ」「ウー・ウグイス」は平安時代からウグイスの名前となったききなしです。でも「ホーホケッキョッ」

③-2.https://www.google.co.jp/amp/s/gamp.ameblo.jp/pokopondayo39/entry-12602831749.htmlより引用のさえずるエゾセンニュウ(体長約18㌢)

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   ウグイスと同じ仲間のエゾセンニュウは、日本では夏季に繁殖のため北海道(蝦夷)へ飛来する夏鳥で、和名の由来になっています。体長約18㌢で、ウグイスの仲間では最大で、雌雄同色。背面は濃褐色でやや赤みをおび、腹面は褐色の羽毛で覆われる。顔から喉にかけては灰褐色。眼上部にある眉状の斑紋(眉斑)は白い。「トッピ・トッピン・掛けたか」「テッペンカケタカ」「ジヨッピン掛ケタカ」で北海道では鍵をジヨッピンといい、戸締まりの注意をうながす防犯語になっています。

④-1.http://sada-bonne.cocolog-nifty.com/blog/2016/05/post-0834.htmlより引用のさえずるオオルリ(体長約16㌢)

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④-2.https://torinote.net/2020-06-20_narcissus-flycatcher/より引用のさえずるカケス(体長約33㌢)

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④-3.http://maroleopie.blog118.fc2.com/blog-entry-85.htmlより引用のさえずるカワラヒワ(体長約14㌢)

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   ④-1.の写真の三鳴鳥のひとつのオオルリ、④-2.の写真のカラスの仲間のカケス、④-3.の写真のカワラヒワの三種のききなしは共に単純な鳴き声てさえずり、誰をもが覚えやすくなっています。まずオオルリは「 I.C B P 」※ICBP(国際鳥類保護会議)  「ピイー・ピイー・ピイッ・ピイッ」 
「ピールリー」「ジェッジェッ」。は自分の英名の「ジェー」「ジェーイ」「ぎや、ぎや」「ひよう、ひよう」カワラヒワは「キリキリコロコロ」「手斧手斧(ちょうなちょうな)」そして「ジューイ・ジューイ・ジューイ」皆カケスの様です。

⑤-1.http://動物.jp/kijibato/より引用のキジバト(体長約33㌢)

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⑤-2.http://www.hokusetsu-ikimono.com/iki-h/inagawa-tori/kisekirei/kisekirei-minoh/index.htmより引用のさえずるキセキレイ(体長約20㌢)

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   ⑤-1.の写真のヤマバトことキジバトと⑤-2.の写真のキセキレイの二種の共通点は、どちらとも地上採餌主義で、地上を首を縦に振りながら歩いていることが多いです。どちらもこちらが驚くくらいに、人や自動車が近づいても、本当にギリギリまで飛ぼうとはしません。そんなキジバトのききなしは「ダーダーポッポポー、デーデーポッポポー」「トシヨリコイ」など単純な鳴き声ですが、対して、キセキレイは「鍋も茶碗も破れてしまえ親死ね子死ね鍋釜こわれ、家のぐるり海になれ」

⑥-1.https://fotopus.com/index.html/module/Library/action/ContributeImageDetail/cont_cd/2969071より引用のさえずるオスのキビタキ(体長約14㌢)

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⑥-2.YouTubeより引用のコジュケイ(体長約27㌢)

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   ⑥-1.の写真の日本では夏鳥として全国の山間部で繁殖するキビタキは、オスは頭部から背面にかけて黒く、眉斑、腹部と腰は黄色。翼に白い斑があり、喉は鮮やかな橙黄色です。メスは上面は褐色で、腹部は褐色がかった白色。そのオスのききなしは「おーしーつくつく」と何故かセミのツクツクボウシの鳴き声に似て、または「チョットコーイ」と、どこかの鳥の鳴き声を真似たようなききなし。鳴き声の本家本元は、大きな声で鳴き声の⑥-2.の写真の「ちょっと来い」のコジュケイ

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