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第1673回 琉球の野鳥 ⑵

①https://imagenavi.jp/search/detail.asp?id=40307344より引用の沖縄県首里城のイラスト

②-1.https://www.birdfan.net/2012/07/13/19254/より引用のカンムリワシ(体長約55㌢)

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②-2.https://www.birdfan.net/2019/07/26/72408/より引用のリュウキュウコノハズク(体長約24.5㌢)

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   琉球出身のボクシング元WBA世界ライトフライ級王者具志堅用高のニックネームが②-1.のカンムリワシは、八重山列島: 石垣島、西表島、与那国島に生息する鷲の中でも小さな鳥です。自分より大きな体長約70㌢もあるクマタカも存在します。②-2.のリュウキュウコノハズクは奄美大島以南に生息します留鳥です。本土のコノハズクより大きく、また同じく亜種として、ダイトウコノハズクがいます。「ブッボウソウ」とは鳴かずに「コポロー、コポロー」と何度も繰り返し鳴きます。

③-1.https://www.google.co.jp/amp/s/nori0429.exblog.jp/amp/30327824/より引用のリュウキュウアカショウビン(体長約27㌢)

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③-2.https://www.birdfan.net/2016/05/20/43588/より引用のノグチゲラ(体長約31㌢)

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   ③-1.のリュウキュウアカショウビンや③-2.のノグチゲラをご覧になってみて、皆さんも感じられると思いますが、凄く赤茶けた濃い身体の色をしています。これが南国の色合いなのかわかりません。リュウキュウアカショウビンは日本では夏鳥として渡来し、北海道から沖縄まで生息します。この種だけが渡鳥です。ノグチゲラは沖縄島北部の固有種です。名護市の山林で営巣されているのが確認されました。『ノグチ』の名前は発見に携わった函館県職員の通訳野口源之助がもとです。

④-1.https://zukan.com/jbirds/leaf104181より引用のリュウキュウサンショウクイ(体長約20㌢)

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④-2.http://www.okinawa-kaeru.net/wild/bird/amamiyamagara-2.htmlより引用のアマミヤマガラ(体長約14㌢)

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   ④-1.の亜種リュウキュウサンショウクイはもともと、沖縄県や九州南部にのみ留鳥として生息しています。次第に九州の北部や四国地方でも観察されるようになり、一部では繁殖も確認されています。やはり「ピリッ、ピリリリリッ」と鳴きます。④-2.の沖縄本島のアマミヤマガラは殆どヤマガラと変わりませんが、本州と比べやや色の濃い感じです。また石垣・西表島にオリイヤマガラが分布しています。かつては大東諸島にダイトウヤマガラが分布していましたが絶滅したようです。

⑤-1.https://zukan.com/jbirds/leaf126575より引用のイシガキシジュウカラ(体長約14.5㌢)

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⑤-2.https://www.birdfan.net/2009/05/22/3924/より引用のリュウキュウツバメ(体長約13㌢)

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   ⑤-1.のイシガキシジュウカラは名前の通りの石垣島や八重山に生息しています。ご覧のように腹側がかなり黒ずんでいます。他には沖縄本島などの亜種オキナワシジュウカラが生息します。リュウキュウのヤマガラたちやリュウキュウサンショウクイメジロなどと混群を形成します。⑤-2.はリュウキュウツバメです。奄美大島以南に周年生息する留鳥です。分布は局地的で生息しない島もあり、屋久島での観察記録があります他、種子島やトカラ列島の中之島では繁殖記録があります。

⑥-1.https://www.birdfan.net/2010/05/28/5434/より引用のアカヒゲ(体長約14㌢)

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⑥-2.https://www.manko-mizudori.net/spotted-munia/より引用のシマキンパラ(体長約11㌢)

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   ⑥-1.のアカヒゲヤンバルクイナに次ぐ琉球の有名な野鳥です。南西諸島、男女群島に生息し、慶良間諸島でも二例の確認例があります。種小名kは本種とコマドリを取り違えて記載されたと考えられます。和名は「赤い毛」が取り違えられたことが由来とされます。コマドリとは近種です。外来種の⑥-2.のシマキンパラは沖縄などの農耕地や草地に生息しています。飼い鳥が逃げて野生化したものだと思われます。ソウシチョウのように群れで暮らす野鳥です。別名アミハラといいます。

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