第4回 やっぱりこれも身近な野鳥
(上の写真はhttps://mobile.twitter.com/tori_moe/status/515021076095451137より引用)
写真を見たら二羽ともハトに違いはないんだけど、この二羽は別々の種類のハトなんです。私たちが公園や駅のホームなんかで、私たちの足の周りをうろちょろしているハトは左側写真のドバト(もしくはカワラバト)っていいます。みなさんもご存知のハトです。
ドバトは堂鳩って漢字表記されます。もっと昔の名のカワラバトの時代は通信機器の代用として伝書鳩や鳩レースに使うため、人間が飼い慣らしていました。それが文明の発達で何の落ち度もないのに、野に放たれ野鳥となりました。
ドバトは自分で餌を探せないから、人の集まるところで餌乞いをするのです。あなたもドバトが人から与えられたパンやスナック菓子を頬張っている姿は見てるはずです。それ故にドバトは集団行動で人の集まる場所に現れます。
それに対して、右側のドバトより一回り小さなキジバト(又はヤマバト)はもとから野鳥なので、群れて行動することなしで、たまにはつがいで行動しますが、ドバトのように人に寄ってくることはありません。昔は山野に住んでいたのです。
キジバトは読んで字の如く雌のキジの身体模様をしているから名付けられました。開発という名のもとに私たちが住む街に餌を求めてやってきたのです。またハト達が子育てに行うピジョンミルクという仕組みについては次回に紹介します。(続きます)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?