見出し画像

第1423回 小さなダチョウ?

※https://buhitter.com/search?q=ダチョウ王国より引用の小さなダチョウ(写真はダチョウのヒナ)

①https://www.ostrichlab.com/2017/06/27/だちょうに乗れるか/より引用のダチョウ(体高オス2.1 〜2.8m成体、体高メス1.7〜2 m成体)

画像1

   タイトル写真は「小さなダチョウ?」ということで、ダチョウのヒナの写真を掲示しました。シギダチョウという分類の野鳥がいます。カラスやハトと同じように総称というものです。私も初めて知った時は、ダチョウと名前が付きますから、飛べなくて、飛ぶ代わりに大変脚が速いんだろうというイメージがありました。シギダチョウを漢字表記すれば「鴫駝鳥」ですから、鴫も大変種類の多い鳥ですが、取り分けて一番小さな部類の総称でもないけれど、決して大きくもない鳥です。

②https://jp.123rf.com/photo_15004747_赤い翼シギダチョウ目古いイラスト-rhynchotus-化-%E3%80%82merveilles-デ-ラ自然、bailliere-上で公開・-クレッチマーによって作成された-et-fils、パリ、ca-1878.htmlより引用のシギダチョウ のイラスト

画像2

   どうやら「シギダチョウ 」という総称は、世界最大の野鳥であるダチョウとはまったく違う種であることが分かりました。ダチョウはその姿形が大きすぎて、普通は体長と身体の大きさを表記しますが、エミューとかのヒクイドリの仲間も体高として大きさを表します。総称シギダチョウは小さな種は体長約15㌢で、大きな種でも体長は50㌢足らずです。このシギダチョウは猛禽類の様に、オスよりもメスの方がやや大型になります。首も尾羽も短く私はウズラの仲間を思い出します。

③https://commons.m.wikimedia.org/wiki/File:Taoniscus.jpg#mw-jump-to-licenseより引用のマメシギダチョウ(体長約15㌢)

画像3

   ③から⑤はシギダチョウの仲間を個々に紹介しています。そもそもシギダチョウという鳥はどんな鳥なんでしょうか。生息地は北アメリカ大陸南部、南アメリカ大陸です。森林や草原に生息します地上性の高い鳥です。キジのように、走行は得意ですが、持久力に乏しく短距離しか走行できないようです。またキジと同じく、飛行することはできますが、飛翔力は強くありません。危険を感じると地面の窪みや茂みに逃げ込み静止します。食性は植物食若くは植物食傾向の強い雑食です。

④https://ja.m.wikipedia.org/wiki/シギダチョウ科より引用のオオシギダチョウ(体長約40〜46㌢)

画像4

   シギダチョウの営巣は地面の窪みや窪みに草や木の枝を敷いた巣に、複数のメスが卵を産み、オスのみが抱卵、育雛を行います。やはり、メスのほうが大きいということは、タマシギのようにメス主導の繁殖行動だと思います。しかし、まったくそれらの種と違うのは、一つの巣に複数のメスが産卵し、オスが抱卵するとありますから、ひょっとして、一夫多妻なのか、それともひとつの共同飼育場としての巣なのでしょうか。ダチョウのような仲間の中で、短距離なら飛行可能な鳥です。

⑤https://aztkhs.blog.fc2.com/blog-entry-1923.htmlより引用のカンムリシギタチョウ(体長約38〜41㌢)

画像5

   ③のマメシギダチョウは体長約15㌢で、スズメと同じ大きさです。標高700m~1000mの草原に生息しています。一番小さなシギは同じ大きさのトウネンです。絶滅危惧種。④のオオシギダチョウは大きいといっても体長約40〜46㌢です。標高1500m以下の木の密集した熱帯雨林などに生息します。⑤のカンムリシギタチョウは体長約38〜41㌢でシギダチョウの中では大きいです。標高2500mほどまでの乾燥したサバンナや草地に生息します。姿形はレアホロホロチョウに似ています。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?