見出し画像

第940回 野鳥の歩行

①https://www.trendsmap.com/twitter/tweet/1137659884344791040より引用のハクセキレイのイラスト

   野鳥の歩きも何回か語りましたが、この回は本当に身近な野鳥に的を絞って語りたく思います。私たち人間でも、普段から散歩やランニングが好きで、あの人はいつも歩いているとか、あのお宅は何時も留守で、家族揃ってよく出かける。また反対に何時もあの人は滅多に出掛けないとか、人でもいろんな人がゆっくり歩いていたり、凄く早足だったり、何時も小走りだったりその人の生活環境がいろいろ歩き方にもあらわれます。ましてや鳥なんかが、色んな歩き方をして当たり前です。

②https://kids.tokyo-shoseki.co.jp/kidsap/downloadfr1/htm/err40909/err40909/err44132-224.htmより引用のスズメのホッピング

画像1

    ①の写真花最近、特にコンビニの駐車場で見かけるハクセキレイです。小さな身体(体長約21㌢ですが、尾羽が1/35を占める)で、特にちょこまかちょこまか歩きまわります。皆さんもご存知のように忙しなく歩いています。車が近寄ってもハト以上に飛び立つのが遅く、一瞬引いてしまったかと心配することもあります。スピードが緩かったらもっと早足で切り抜けます。そんなに忙しく何をしているのでしょう。繁殖期はつがいで現れますが、大概の時は単独一羽でせかせか歩きます。

③https://matome.naver.jp/m/odai/2136535054168847901より引用のハトの歩き方

画像2

   ①のハクセキレイより私たちのもっと身近な野鳥である②のスズメと③のドバトハクセキレイが人間の歩き方と同じくウォーキングなのに対して、スズメはポッピングで、ドバトはウォーキングで歩きます。スズメは毎日嫌というほど出会っているのに、マンション前で出会っても、すぐに植え込みの茂みに隠れんぼします。どんなに急いでいても隠れる時は、上手に足を揃えてポッピング。こちらも同じように見えないところから、ずっと見渡せば、キョロキョロ見回しポッピング。

④https://kotori-pastry.com/karasu-miwakekata/735/より引用のカラスの歩き方

画像3

   家を出て、公園なんかに行き着くと、そこには待ってましたとばかりにドバトがどこから共なく、一羽二羽〜数十羽が舞い降りたと思えば、こちらに関心なさそうに、頭をふりふり近くまで来て、徐に地面を突いて、上目でこちらを伺います。餌が貰えると思ったら早い早いこの③の歩き方。この三種の身近な野鳥と同じくらい身近なハシブトガラスとちょっとだけ遠いかハシボソガラスハシボソガラスハトと同じく、普通にウォーキングで、地上の種を漁っているような仕草。

⑤https://www.google.co.jp/amp/s/semiyama.com/illust-hiyodori/amp/より引用のヒヨドリ

画像4

   それに対して、ハシブトガラスは電線から下のゴミステーションの様子を見て、嬉しそうにスズメと同じくぴょんぴょんポッピングで、間をつめたら、器用にウォーキングで近づいて、何時ものように、ゴミ袋を引き裂き、豪華な朝食時間です。それにしても気になるのは、身近で何時もミミズを探すムクドリはウォーキング、最近増殖中のイソヒヨドリはポッピングでこちらも虫探し、ツバメもよちよち歩きのウォーキング、残ったヒヨドリはウォーキングなのに、見たことないです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?