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第1002回 日本の鳥名の小説

①https://www.google.co.jp/amp/s/netatopi.jp/article/1178/084/amp.index.htmlより引用の直木賞作家・桜庭一樹の故・手塚治虫さんの作品「火の鳥 大地編」

   未完となっている故・手塚治虫の作品「火の鳥 大地編」の構想原稿をもとに、直木賞作家・桜庭一樹が長編小説。イラストレーター・黒田征太郎

②https://plaza.rakuten.co.jp/theecho/4004/より引用のエドガー・アラン・ポー「大鴉」

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   「大鴉が突然部屋に入ってきて“Nevermore"としゃべる。主人公は発狂し"Nevermore"と叫ぶ」『大鴉』は、アメリカ合衆国の作家エドガー・アラン・ポーが1845年1月29日に発表した物語詩。その音楽性、様式化された言葉、超自然的な雰囲気で名高いです。心乱れる主人公(語り手)の元に、人間の言葉を喋る大鴉が謎めいた訪問をし、主人公はひたひたと狂気に陥っていく、という筋であります。学生であろうと指摘されることの多い主人公は、恋人レノーアを失って嘆き悲しみます。

③https://www.amazon.co.jp/雁-新潮文庫-森-鴎外/dp/4101020019より引用の森鴎外「雁」

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   『雁』は、森鴎外の小説で、文芸雑誌『スバル』に、1911年〜13年にかけて連載されました。明治13年、高利貸し末造の妾・お玉が、医学を学ぶ大学生の岡田に慕情を抱き、末造の来ない日に一人で家にいるようにして、散歩に来る岡田を待つ。ところが、いつも一人で散歩していた岡田は、その日の下宿の夕食が偶然、語り手の「僕」が嫌いなサバの味噌煮だったため「僕」とともに散歩に出た。途中不忍池で、たまたま投げた石が雁に当たって死んでしまう。というあらすじです。

④https://www.amazon.co.jp/鶴は病みき-岡本-かの子-ebook/dp/B009IY1CVKより引用の「鶴は病みき」岡本かの子 

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   「その日の夕刻、熱海梅林の鶴の金網前に葉子は佇って居た。…今は素立ちのたった一羽、梅花を渡るうすら冷たい風に色褪せた丹頂の毛をそよがせ蒼冥として昏れる前山の山々を淋しげに見上げて居る」の出だしの「鶴は病みき」は1936年、信正社より出版の岡本かの子の処女作。大正、昭和期の小説家、歌人、仏教研究家。本名カノ。東京府東京市赤坂区青山南町生まれ。跡見女学校卒業。漫画家岡本一平と結婚し、芸術家岡本太郎を生みました。小説家としての登場は亡くなる三年前。

⑤https://ja.m.wikipedia.org/wiki/不如帰_(小説)より引用の徳冨蘆花の『不如帰』

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   『不如帰』は、明治31年から32年にかけて国民新聞に掲載された徳冨蘆花の小説。のちに出版されてベストセラーとなりました。 なお徳冨蘆花自身は『不如帰』の読みとして、少なくとも後年「ふじょき」としましたが、現在では「ほととぎす」という読みが一般的です。海軍少尉川島武男の出征と、結核に侵された愛妻浪子との悲恋語。ホトトギスの口内が赤い事から主人公浪子は「鳴いて血を吐くホトトギス」に例えられています。ホトトギスを文学の世界で有名にしました。

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