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第1933回 鳥の仲間を示す「禽」とは ⑵

①https://kagakubar.com/evolution/17.htmlより引用の鳥の分類のイラスト

②-1.https://kamotori2020.com/2021/01/23/タケノコのようになって採餌するオナガガモ/より引用の水辺に生えたタケノコのような「遊禽」

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②-2.https://www.pref.tottori.lg.jp/item/549381.htmより引用の水辺にぷかぷか浮かぶ沢山の「遊禽」

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   前回の⑥の項で水鳥の別の呼び方であります「水禽」をご紹介致しましたら、今回のこの頃では更に分類された「遊禽」の紹介となりました。「水禽」はあらゆる水辺に生息致します水辺で採餌いたします鳥のことですが、この「遊禽」は 水面に浮かんで休息または採餌する鳥の総称です。カモ、カモメウミスズメ、潜水し採餌しますカワウウミウ、ハクチョウなどがあたります。「遊禽」だからといって、漢字のように決して水面にぷかぷか浮かんで遊んでいる訳ではありません。

③-1.https://www.istockphoto.com/jp/search/2/image?mediatype=illustration&phrase=%E6%B8%89%E7%A6%BD%E9%A1%9Eより引用の渉禽類の鳥のイラスト

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③-2.https://wbsjt.jimdo.com/contents/column2/より引用の水辺で採餌する「渉禽」のシラサギ

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   『水禽』の仲間から「遊禽」の仲間の鳥を除いてみれば「遊禽」のような水掻きを持たない③-1.のシルエットの「渉禽」が残ります。「渉禽」とは『水禽』の仲間のうちで「遊禽」の鳥たちのように常に水面にぷかぷか浮かんではいませんが、同じように水辺で採餌する鳥のことを指します。「遊禽」とは違い、水辺を歩き回って採餌します。細くて長い脚とクチバシ、首が特徴です。写真の③-2.の様な、コサギチュウサギダイサギなどのシラサギやアオサギなどのサギ、コウノトリトキタシギコチドリなどのシギチです。

④-1.https://www.google.co.jp/amp/s/inko.exp.jp/2020/09/22/post-10839/amp/より引用の「攀禽類」の対趾足

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④-2.https://auctions.yahoo.co.jp/search/search/%E3%82%AD%E3%83%84%E3%83%84%E3%82%AD/24242/より引用のオウムとキツツキの絵画

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   「攀禽類」というのは分類を紹介致します前に、難読漢字として読みを問うことになります。「攀禽類」と表記して「はんきんるい」と読みます。この鳥の仲間には共通点があります。④-1.写真のインコの趾のように前に二本、後ろにも二本の対趾足という足指が特徴です。この趾は木の幹に垂直に登りやすくなっています。「攀禽類」とは木をよじ登る習性をもつ鳥のことを指します。その仲間には④-2.の絵画のようにオウムの仲間やキツツキ、インコ、変わった鳥では、カッコウホトトギスなどの托卵で有名な鳥も「攀禽類」です。

⑤-1.https://amanaimages.com/info/infoRM.aspx?SearchKey=32114000027より引用の「走禽類」の太い脚

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⑤-2.https://monoco.jp/brand/lifemistより引用のダチョウ(オス体高230㌢)

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   ⑤-1.の写真の太い脚はこの頃の「走禽類」の脚です。これまでに「猛禽類」と「家禽類」に続いて「走禽類」が知られている方だと思います。この「走禽類」とは主に足が大きく空を飛べず地上で生活し、よく走る鳥の総称です。頭に浮かぶのは⑤-2.の写真のダチョウはこの中でも代表的な存在ですが、他にはエミューとか、ヒクイドリ、ニュージーランドのキウイなんかもその仲間です。日本には一見存在しない様に思われますが、キジやニワトリ、ヤンバルクイナも仲間になります。

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