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第1191回 野鳥の子育て

①http://kakapo.blog.jp/archives/5303654.htmlより引用の野鳥の子育て

   人の子育てにもいろんな子育てがあり、夫婦共稼ぎで、子供は保育所に預けっぱなしとか、お爺ちゃんお婆ちゃんが孫の面倒見てるとか、お父さんが単身赴任で、奥さんが一人で子育てをしているとか、反対にお母さんが働きに出て、お父さんがイクメンの主夫とか、果てには、いろんな理由でお父さんがいなくて、お母さんが産まれた子供を施設の赤ちゃんポストに入れてしまうとか、人間社会だけだと、思われるいろんな子育てが、野鳥の場合でも行われていることがあります。

②https://www.google.co.jp/amp/s/tenki.jp/amp/suppl/usagida/2016/03/13/10751.htmlより引用のツバメの子育て

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   ②の写真のツバメの子育ては人で言うなら、自営か小説家とか、ホームワークで夫婦交代で、子供を保育所にも預けず、ご近所さんもその頑張る両親の頑張りを知っている。両親共に働いて、育児もします。それを野鳥に讃えたら、②の写真のツバメしか私には考え思いつきません。

③https://www.google.co.jp/amp/s/news.nicovideo.jp/watch/nw6875828%3famp=htmlより住宅難のスズメの電信柱の角柱の巣

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   こちらを人に例えると、先祖代々住んでいた家屋を高老化を理由に追い出され、今までにはなかったマンション暮らしを余儀なくされ、まだマシなのは、親兄弟、親戚縁者と一緒の仕事場で皆んな仲良く生活していることです。これは木造住宅が減り、③の写真は住んだことない人工物に住むスズメの新居で、この場合は角柱に営巣です。

④YouTubeより低木に営巣するヒヨドリの巣

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   人によっては、駅近くの住居を好む夫婦もいれば、自然派で緑と静けさの環境を好む夫婦もいることは、間違いありません。職場では周りの同僚や部下のことを顧みなく、仕事場では煙たがられているのに、いざ家庭に帰るとイクメンはするし家族に優しい、そんなヒヨドリの巣は街中にも、緑もある公園などの低木に営巣する子育てです。

⑤https://www.google.co.jp/amp/s/plaza.rakuten.co.jp/kinchan07/diary/201809150000-amp/より引用のハシブトガラスの子育て

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   この一家の子育ては大変そうです。夫婦揃って学歴が高く、いつも周りから見張られている感じがありそうです。一人しかいない子供もしっかり大学院までいかしたり、しかし新しいもの好きで、家も最新式の殆ど電化住宅を選んだり、そんな野鳥は洗濯のハンガーで、丈夫な巣を作り幼鳥になってもなかなか巣立たないハシブトガラスです。

⑥https://blog.goo.ne.jp/yumehana3/e/50aaee190764b78093d68c64230ccfb4より地上採餌のキジの巣

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   この一家を例えたら、田舎町の古い先祖代々の民家に住む、歴代の世帯主が頑固親父みたいな、昔ながらの家系です。しかし、言うだけあって、親父もお袋さんも、大事な子供に何かあれば、身体をはってでも、どんな相手にも立ち向かう。こんな勇敢な親父やお袋さんがいて子育てするのは、飛ぶことが苦手だけど、国鳥になったキジです。

⑦http://nakajimapark.info/doubutu/05oyakoKamoJh/index.htmlより引用のマガモの子育て

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   国の繁栄は人工を減らしては成り立たないと、決して高い収入ではないけれど、夫は真面目に働いて給料を家庭に入れてくれるし子沢山ですが、お母さん一人でも子育てをしっかりする肝っ玉母さんです。これは⑦の写真のいつも水辺で生活しなくてはならず、外敵から種の保存を考えた子沢山のカモの仲間や水鳥は子沢山さん一家です。

⑧https://blog.goo.ne.jp/hiranouetake/e/d7b7f011614bc155c0489b2dcd8d6a4fより引用のサギのコロニー

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   いろんな部署がある大きな会社には社員寮と言うのがあり、独身寮もあれば一般家庭も入居できる寮もあります。いろんな支社のいろんな出身地の社員が宿ります。隣は何をする人ぞではなく、身分が保証されて子育てをするのです。コサギダイサギアオサギゴイサギが共同の営巣をする安全な⑧の写真のコロニーに当てはまります。

⑨https://www.google.co.jp/amp/s/gamp.ameblo.jp/skybird-1129/entry-12051252725.htmlより引用のムクドリの集団ねぐら

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   ひと昔前の下町には、平家の長屋と言う一つ屋根で繋がった、所得のあんまり高くない人たちが集っている住居がありました。子沢山で一家の主人の稼ぎも良くなく、家を守るお母さんが子育てをしながら、内職なんかして、それを近所の人が助け合うという構図が出来上がっていました。⑨の写真のムクドリは親戚縁者であろうがなかろうとも子育てが下手な若いつがいを助けます。

⑩https://www.google.co.jp/amp/s/a3dea4.exblog.jp/amp/30697639/より引用のオナガツミの営巣近くでの子育て

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   昔の田舎町には、駐在さんのお巡りさん一家も子育てをしていて、交番の後側が自宅となっていて、お巡りさんの奥さんは、子育てしているという普通の田舎町のお母さんです。だから、この近所に住んでいると、何やら厄介な押し売りなんかきても、その奥さんが連絡すれば、一目退散です。野鳥では⑩の写真のオナガは、自分の子供をカラスから守るために、同じく子育てしている猛禽類のツミの営巣近くに自分たちも営巣します。

※1.  https://marinescape.jp/wpb/archives/11777/より引用のタマシギのオス親の子育て

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   今、パート、アルバイト募集案内を見てみますと「主婦、主夫大歓迎」と表示されてあります。今まで『主夫』という単語を見かけなかったのに、今では、子育てを擦るはずの『主婦』が仕事に出かけ『主夫』が子育てをして、家を守るという役割分担も出てきました。それが※1.の写真の野鳥であるタマシギには、昔から行われていました。メスが派手、そしてつがいになれば産卵するだけ、抱卵から子育て、巣立ちまでがオスの仕事です。

※2.https://note.com/hiho2351/n/ndabba57c5f11より引用のホトトギスオナガへの托卵

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   この形式はいくらなんでもないと思いますが、現に世の中には、産むことは産んだけど、なんらかの事情で育てられないと「赤ちゃんポスト」なるものが存在しているのですから、野鳥のカッコウホトトギスなどの『托卵』する野鳥は人間に暗示していたのかも知れません。宿親の巣に卵を産みつけ、宿親に自分の子供を育てさせるのですから。人にはないのは宿親の子供を殺さないこと。

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