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第813回 首振り鳥

①https://www.google.co.jp/amp/onmyojitatsuya.seesaa.net/article/18373289.html%3famp=1より引用の水飲み鳥

   以前にも首を振りながら歩く野鳥の代表として、ドバトキジバトの鳩やセグロセキレイハクセキレイなどのセキレイの仲間、野鳥ではありませんが、鶏の首振りなどを語りました。今回はいろんな首振りをする鳥のことを語りたいと思います。まずは私たちの世代か小学校くらいの頃に「水飲み鳥」という玩具があり、水飲み鳥は熱力学で作動する熱機関の玩具で、鳥が水場から水を飲む動きを模倣しています。平和鳥とかハッピーバードなど様々な名前で商品化されていました。

②https://store.shopping.yahoo.co.jp/hearty-e/aino-kubi.htmlより引用の害鳥駆除のはための首振りフクロウ

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   この原理はWikipediaによると『二つのガラスの球を考え(鳥の首)で繋いだ形をしている。管は下側の球の底近くに達しているが、上側の球の端までは達していない。内部には一般的に着色されたジクロロメタン(塩化メチレン)の液体が入っている。空気は抜かれており、内部の空洞は気化したジクロロメタンで満たされている。上側の球にはクチバシが取り付けられ、頭部はフェルトのような材料で覆われている。多くの場合、目玉とシルクハットと尾羽で飾りつけられている。装置全体は首の回転軸で支えられており、軸のポイントは変えられる』で上下にゆっくり首振りをします。

③https://mixi.jp/view_community.pl?id=2793623より引用のセキセイインコの首振り

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   ②の首振りフクロウは鳥害対策として、考案されました。フクロウは猛禽類であり、その首の回る角度は約320°で、真後ろまで見分けることができます。そのフクロウの特徴をこの置物に再現して、農産物を荒らすスズメヒヨドリムクドリを追い払う目的で作られました。その動作の理屈は風が吹くと、首振りは横に360°、上下にも動きます。電動式や電池、充電式でもないシンプルな構造になっているらしいです。ただ首振りをするということだけで、取り上げてみました。

④http://www.kanda-gawa.com/pp015.htmlより引用の首振りしながら泳ぐバン

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   ③の写真は野鳥ではなく、飼鳥のセキセイインコです。私も中学生の頃、私の父親が当時は許されていた、野鳥のウグイスとか、メジロヤマガラなど飼っていたから、その鳥たちの鳴き声に引かれたのか、籠抜けのセキセイインコが家に舞い込んだ時、写真のように機嫌が良い時や、嬉しい時に盛んに首振りをしていました。鳩や鶏みたいな身体の構造上のことではなく、感情の表れのポーズなんだなと思いました。さあ次は野鳥である水鳥のバンカイツブリの首振りです。

⑤https://www.google.co.jp/amp/s/gamp.ameblo.jp/meireen-fuura/entry-12433504355.html潜水中に首振りするカイツブリ

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   本来なら、野鳥を中心に語らなければならないのに、今回はやや脱線気味ですが、ここに来て、④の写真はバンが首を振りながら泳いでいる様子と、⑤の写真はカイツブリが潜水時なのに首を振るとした写真です。バンとカイツブリの共通点は二重とも弁足であるということです。水鳥の殆どがカモ類のように蹼足(水掻き)ですが、この二種だけは違います。そのため泳ぐのも潜水するのも、思い切り首を振りながら、全身を使って前へ進もうとして、首振りを行っているのです。

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