第85回 身近で一番近くに寄ってくるドバト(3回目)
①http://app.m-cocolog.jp/t/typecast/695553/581505/89514941より引用のドバトの巣
私たちにとってある意味身近な野鳥といえば、このドバト(「カワラバト」とする場合もある)となります。公園のベンチなんかに座って、周りにドバトやスズメがいるなって思ったら、パンやスナック菓子を撒くだけで、私たちの足元までやってくるのはドバトだけです。
②https://www.pictame.com/tag/勝手な想像wより引用の巣作りに、枝を集めるドバト
ドバトはどんな街中にもいます。ビル街だっていろんなところに居を構えます。私の家の周りでは、大きな工場の屋根裏に集団ねぐらをしています。でもつがいになって子育てはほかの野鳥もそうだけど人の住む場所にしか営巣しません。
③https://blogs.yahoo.co.jp/killua1962/37562486.htmlより引用のキジバトの木の上の巣
③の鳩はキジバトです。またややこしい話ですが、厳密に言うと「カワラバト」とドバトは違います。「カワラバト」は家禽化された鳩で野鳥ではありません。ドバトは「カワラバト」が野に放たれて野生化したものです。漢字表記は「堂鳩」で、寺社仏閣に多く見られたからです。
③の写真のようにキジバトはドバトと違い、人を警戒しますので、決して民家のそばには営巣せず、自然な木の上では営巣します。キジバトの別名は「ヤマバト」で、本来は山に住んでいたのです。共通点は二種とも木の枝を集めて営巣します。
ドバトのその昔は「カワラバト 」という家禽で、伝書鳩や鳩レースに使われ飼われていただけに、キジバトと違いすぐに群れます。餌を求める時も寝る時も集団行動です。飼われていた鳩小屋は言わば長屋のような造り。やはり遠い昔のでも受け継がれていくようです。
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