第262回 野鳥の羽について
①http://www.birds.dicis.net/wp-content/uploads/2016/04/e125c68f8bda54523f0d0bdae97e880a.jpgより引用の鳥の羽のイメージです。本文には関係ありません。
野鳥を観察する時にあれって思うことがあります。それは普段は図鑑などで目的の野鳥の姿形、ものさし鳥で大きさをチェックし、さらに雌雄の違いを入念にチェックしたはずなのに、いるはずの目的の野鳥がいないし、図鑑にも載ってない野鳥を観たりなんかして…
②http://cmc9.aki.gs/B_H_Shrike_220.htmlより引用のモズの換羽 上が換羽最中のモズ、下が普段のモズ
②の上の換羽中のみすぼらしいモズの歳を摂ったような、幼鳥のような姿だと思いませんか?こんな姿をしていて新しい羽毛に生え変わるのです。どちらかいうと秋冬に本領発揮のモズが今は仮の姿と言わんばかりに只今、衣装がえ中です。
③http://tori3.sakura.ne.jp/birdworld_menu/kaituburi/kaituburi/kaituburi-1w.htmより引用のカイツブリの美しい夏羽(上)と冬羽(下)
③はカイツブリの衣替えです。モズや他の野鳥には衣装がえしてもとに戻る野鳥もいますが、野鳥の世界には人間と同じように、夏には夏服、冬には冬服と着替えをする野鳥もいます。春に繁殖期を迎えるもの、秋に迎えるもの。オスだけですがメスをめとるため必死に衣装がえします。
④https://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=news&inst=&link_num=24358より引用のオシドリの繁殖期の羽(上)とエクリプス(下)
また④のオシドリのように、繁殖期を過ぎたころからどんどんエクリプス化していき、次の繁殖期までこのように、オシャレをしない野鳥もいるのです。やはりどんな野鳥でも繁殖期にはメスにもてたくつて、オシドリならこんなに美しいのに、終われば脱力したようにこのザマです。
⑤https://insta-stalker.com/tag/沖縄野鳥/より引用のヤツガシラの冠羽(上)や飾り羽
⑤の上のヤツガシラにしろ、下のコサギにしろ、繁殖期にメスをめとりたいためにオシャレを施しています。冠羽に力を入れるのは他にタゲリやカシラダカ、レンジャクたちが有名です。コサギをはじめとするシラサギ、アオサギ、ゴイサギ、カンムリカイツブリなどが有名です。
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