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第571回 なんでもありの野鳥

①https://ja.m.wikipedia.org/wiki/コウウチョウより引用のコウウチョウ(体調約19㌢)

   以前にも登場した①のコウウチョウ。この野鳥が有名なのはこの日本でいえば、カッコウホトトギスのように、ほかの野鳥の巣に「托卵」するということです。カナダ南部からアメリカで繁殖します。アメリカ育ちでも漢字表記があり「香雨鳥」と書きます。雨が香るなんて日本の野鳥の名前くさいのですが、英名を「カウバード」と言います。

②https://www.google.co.jp/amp/s/m.huffingtonpost.jp/amp/2018/08/05/man-harrasing-bison-arrested_a_23496492/より引用のバイソンと共生するコウウチョウ

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   なぜ「カウバード」なのかといいますと、このコウウチョウは、バイソンなどの大型哺乳動物が移動することにより、刺激され動き出した昆虫がコウウチョウの主な食料となるわけなので、その群れに付き添ってコウウチョウも移動することとなります。いわゆる放牧鳥ともいうべき野鳥でもあり、これらの動物と「共生」関係にあると言えます。

③なぜかイソヒヨドリ(体長約25㌢)と似ている

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   私はなぜか姿形が③のイソヒヨドリに似ていると思います。また、コウウチョウはこのバイソンの移動に付き合っているわけですから、当然として繁殖期もこの移動中に行われのです。ほかの野鳥と違って、一定の場所に限っての営巣は不可能といっていいと思います。そこで自然の知恵と思いますが、日本のカッコウのようにほかの野鳥の巣に「托卵」をすることになったのです。

④http://scienceminestrone.blog.fc2.com/blog-entry-858.htmlより引用の托卵するコウウチョウ

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   ④の写真はスズメの仲間のウタスズメに「托卵」し、ヒナになり給餌を受けている画像です。ほかにキホオアメリカムシクイなどが「托卵」の相手です。また日本でもそうですが、托卵される側が経験のうちにコウウチョウの卵を排除し、それに気づいたコウウチョウが「托卵」される側の巣を破壊することも起きています。日本でもオナガカッコウと「托卵」で対応しています。

⑤http://illidon.blog.fc2.com/blog-entry-706.htmlより引用のコウウチョウのメス

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   放牧生活の大型哺乳類との「共生」その放牧生活からの自然の知恵であるほかの野鳥への「托卵」それに纏わる「托卵」される側とされるが有名の攻防…里親野鳥の卵に色形を合わせる生みの親側…事態はそれだけではなく、これまでもオオミズナギドリのメスの浮気を語ったように、このコウウチョウのメスも「托卵」を失敗した時にその悔しさのやり場を浮気で発散知るみたいです。

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