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第1425回 色んな鳥40目 ⑵

※https://jp.123rf.com/photo_43174972_鳥のシルエット-イラスト-セット.htmlより引用の鳥のシルエットのイラスト 

⑼https://ja.m.wikipedia.org/wiki/サケイより引用のサケイ(体長約23〜41㌢)

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   9.  サケイ→サケイ目はこの一種。パッと遠目に見ましたら、キジバトかなとも思える容姿をしているサケイの漢字表記は「沙鶏」です。「砂漠に住む鷓鴣(キジ科のコモンシャコ)」の意味であるようです。ユーラシアとアフリカの砂漠・半砂漠・サバンナに生息します。地上性で種子や昆虫を食べます。地上のくぼみに巣材を敷いただけの巣を作り、ヒナは離巣性。子育て時は、巣から離れた水場で水を飲み、腹の羽毛に水を含ませて巣に帰りヒナに飲ませる。ハト目から外れたサケイ目。

⑽https://ja.m.wikipedia.org/wiki/クイナモドキ科より引用のクイナモドキ(体長約25〜30㌢)

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   10.  クイナモドキ→この一種しかいません。クイナに似ているからクイナモドキで、漢字表記は外国の鳥なのに「秧鶏擬」です。マダガスカルの固有種です。鎖骨(暢思骨)は退化し痕跡的で、飛翔力は発達していません。後肢は頑丈で、第一趾があります。趾の間には水掻きが有りません。低地にある森林や低木林などに生息します。クイナモドキは湿潤林。地表性の採餌です。ペアや小規模な群れを形成し生活します。昆虫や種子など雑食。

(11)https://ja.wikipedia.org/wiki/ハト目より引用のドバト(体長約33㌢)

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   11.  世界中に分布しているハト科はすべて植物食が主食です。クチバシを水につけ、吸い上げながら水を飲むのがハト科の特徴で、これができる鳥は他には僅かしかいない。ピジョンミルクという牛乳に似た成分の分泌物を雌雄共に分泌することで子育てをします。このため年間を通じて繁殖可能です。日本で身近なハトはこのドバトキジバト、植物食主体のアオバトカラスバトキンバトベニバト、埼玉県の県鳥のシコラバトの七種。絶滅種ドードーやサケイも以前はハト目。

(12)-1.https://kids.yahoo.co.jp/zukan/animal/kind/birds/0057.htmlより引用のジャノメドリ(体長約48㌢)

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(12)-2.http://www.hama-midorinokyokai.or.jp/zoo/nogeyama/details/post-750.phpより引用のカグー(体長約55㌢)

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   12.  ジャノメドリ目→カグーとジャノメドリのみで単系統群を形成するジャノメドリ目。(12)-1.ジャノメドリはエクアドル、ガイアナ、コロンビア東部、スリナム、ブラジル、仏領ギアナ、ベネズエラ東部、ペルー北部、ボリビア北東部に生息。カグーはニューカレドニアに生息します。別名カンムリサギモドキで、標高1,400メートル以下の森林に生息し、地上性採餌の鳥で、飛翔することはできません。夜行性や半夜行性と考えられていましたが、昼間の方が活動するとも言われます。

(13)https://ikimono-matome.com/hoatzin/より引用のツメバケイ(体長約60〜65㌢)

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   13.  ツメバケイツメバケイ一種でこの目を占めます。南アメリカ大陸の北部から中部のアマゾン川とオリノコ川流域の熱帯地域に分布します。ギアナの国鳥です。構造的な特徴として、樹木の葉を常食としている特異な食性の為、素嚢はスナギモとも呼ばれる砂嚢とは全く別で、その一つ前の消化器官が著しく発達しています。ヒナの翼には、片方の翼に二本ずつ爪があります。ツメバケイという名は、この雛の爪にちなんだものであるが、孵化後2〜3週間で爪は消失してしまいます。

(14)https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ノガンより引用のノガン(体長約オス100〜105㌢、メス75〜80㌢)

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   14.  ノガン→ノガン科のひと括りとなります。中華人民共和国東部、モンゴル、ロシア南西部 夏季にロシア南西部で繁殖し、冬季に中華人民共和国へ南下し越冬し、日本では本亜種が、迷鳥として主に冬に記録されています。草原やサバンナ、ステップ、半砂漠地帯に生息し、食性は雑食で、昆虫、両生類、小型爬虫類、鳥類の卵、小型哺乳類、植物の芽、果実、種子などを食べ、主に地表を徘徊し採食します。メスのみが抱卵と育雛を行います。分類は11属27種が属し、以前はツル目。

(15)http://yachou.g1.xrea.com/hototogi.htmより引用のカッコウ(体長約35㌢)

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   15.  カッコウ目→カッコウ科が唯一です。日本のカッコウはカッコウ亜科で、仲間には21属92種あり、カッコウホトトギスツツドリジュウイチオオオニカッコウカンムリカッコウ等です。またオオハシカッコウ亜科 Crotophaginae - 2属4種 オオハシカッコウ等。アメリカジカッコウ亜科 Neomorphinae - 5属11種 オオミチバシリ等
マダガスカルジカッコウ亜科 Couinae - 2属13種 ハシリカッコウ属・ジカッコウ属。バンケン亜科 Centropodinae - 1属27種 バンケン属がいます。

(16)-3https://www.nature-engineer.com/entry/2020/01/18/090000より引用のタンチョウ(体長オス約140㌢、メス約130㌢)

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(16)-2.http://yagashiwa.web.fc2.com/paraguay/aramidae/limpkin.htmlより引用のツルモドキ(体長約58.5〜62㌢)

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(16)-3.https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ラッパチョウ属より引用のラッパチョウ(体長約45〜52㌢)

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(16)-4.https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ヒレアシ科より引用のアメリカヒレアシ(体長約30㌢)

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(16)-5.https://pepy.xsrv.jp/23124より引用のクイナ(体長約23〜31㌢)

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   16.  ツル目→この仲間は(16)-1.ツルを筆頭に、(16)-2.〜-5.までその科は多いです。首と脚が長いツル科、側扁した体形のクイナ科など、雑多な野鳥が含まれる分類です。クイナ科には飛べない沖縄のヤンバルクイナもいます。ヒナは生まれた時から綿羽で覆われている早成性で、タンチョウが見せる「ツルの舞い」の様に、多くのツル目の種では求愛ダンスが発達しています。クイナ科はツル目のなかで最大の種数を含む科です。色んなクイナの属の他、バンオオバンなど多彩です。

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