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第1244回 メシアン『鳥のカタログ』 ⑵

①https://tower.jp/item/2435054/Hommage-a-Messiaen--8-Preludes,-Catalogue-d%27Oiseaux--La-Bouscarle,-L%27Alouette-Lulu,-etc---Pierre-Laurent-Aimard%28p%29より引用のメシアンのCD

②-1.https://www.pinterest.ca/pin/7740630597817587/より引用のモリフクロウ(体長約38㌢)

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②-2.https://www.naturephoto-cz.com/モリヒバリ-picture_ja-27209.htmlより引用のモリヒバリ(体長約13.5〜15㌢)

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   ②-1.の写真はモリフクロウです。日本のフクロウによく似てはいますが、日本のフクロウは鳥類をあまり捕獲しません。しかしモリフクロウは自分が夜行性である故に、獲物の寝込みを襲ったり、抱卵中の鳥の上から飛び降りて捕獲すると言う荒っぽさです。その鳴き声は小鳥がさえずるように綺麗です。モリヒバリも天高らかにさえずる日本のヒバリとは違い、森に棲む鳥なので、英語の属名Lullulaは高いところから飛ぶ時に発し、その甘く悲しげな鳴き声から付けられました。

③https://www.pinterest.jp/pin/146789269093740321/より引用のヨーロッパヨシキリ(体長約12.5〜14㌢)

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   第四巻七曲目に登場するヨーロッパヨシキリはすべてをこの一種だけで、三十分かかる大作、全七巻、十三曲の中心に位置する大作です。日本のオオヨシキリと同じことは、ヨーロッパヨシキリは、カッコウに托卵される種のひとつです。低木の茂る葦原に生息し、ヨシキリ属に典型的な、ゆっくりとカタカタいうような声で鳴きます。この辺りも日本のオオヨシキリと似ています。日本のオオヨシキリは「ギョギョシ、ギョギョシ」で、ヨーロッパヨシキリはキリキリと鳴きます。

④-1.http://www.ne.jp/asahi/bird/walk/today/cont/1304081818.htmより引用のヒメコウテンシ(体長約14㌢)

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④-2.https://secure.birds.cornell.edu/cassso/login?service=https%3A%2F%2Febird.org%2Flogin%2Fcas%3Fportal%3Debird&gateway=true&locale=ja_JPより引用のヨーロッパウグイス(体長約14 ㌢)

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   ④-1.の写真はヒメコウテンシです。日本でも稀に旅鳥か、迷鳥として現れます。スズメよりも小さなヒバリの仲間です。ヒバリといってもそんなにさえずりこともなく、地鳴きは「ジュン ジュン」「チュン チュン」などです。⑥-2.の写真はヨーロッパウグイスです。日本のウグイスは三鳴鳥といわれるくらいにさえずりには定評があります。このヨーロッパウグイスサヨナキドリでもなしに、日本のウグイスのメスのように「チィー、チィー」と地鳴きするだけの野鳥です。

⑤http://photozou.jp/photo/show/3190334/239856917より引用のコシジロイソヒヨドリ(体長約15〜16㌢)

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   何故か、⑤の写真のコシジロイソヒヨドリ、『磯鵯』とつくと何か親しみすら覚えます。また第二巻のカオグロヒタキ、第四巻のヨーロッパヨシキリに次いで、第六巻はコシジロイソヒヨドリの独演会となります。『ヒヨドリ』と言ってもスズメよりやや大きいくらいの身体です。その身体の色合いは日本のイソヒヨドリとそっくりです。単独総演奏時間は18分30秒です。第二巻のカオグロヒタキは16分30秒、第四巻のヨーロッパヨシキリは30分ジャストで、どれも甲乙付けがたいです。

⑥-1.ノスリ(体長約52〜57㌢)

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⑥-2.https://secure.birds.cornell.edu/cassso/login?service=https%3A%2F%2Febird.org%2Flogin%2Fcas%3Fportal%3Debird&gateway=true&locale=ja_JPより引用のクロサバクヒタキ(体長約16〜18㌢)

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⑥-3.ダイシャクシギ(体長約60㌢)

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   第七巻には28分30秒の収録があり、初めて猛禽類の⑥-1.の写真のノスリが登場します。ノスリは日本では基本的には留鳥ですが、地鳴きは「ピーヨー」「ピーエー」と高い声で鳴きます。⑥-2.の写真はクロサバクヒタキです。さえずり上手のヒタキ科の仲間なんですが、これまでのように地鳴きなのかも知れません。一巻に三種が名を連ねているのですから。⑥-3.の写真は大トリのダイシャクシギです。飛翔中に「ホーヒィーン」というような声で鳴きます。どんなクラシックでしょう。

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