第543回 大阪人の野鳥好きが見たい野鳥
①https://doudesyo.blog.so-net.ne.jp/2007-03-21より引用のイラスト
「野鳥の会」大阪支部の会報「むくどり通信」2012年1月号は「私の見たい鳥」という特集で大阪人が見たいって思う野鳥を各自で投票してランキングをつけました。興味あるあるのはやはり同じ大阪人である私にも共感できる内容で、各々の順位は違うものベスト5は一致します。
②「迷鳥」ヤツガシラ(体長約26㌢)
その第5位は②のヤツガシラです。日本では知る人ぞ知るという珍鳥で、その名前の漢字表記も「戴勝」「八頭」あの里芋の種類で同じ名前の「ヤツガシラ」です。昭和天皇時代の皇居にこのヤツガシラが表敬訪問したことで有名になり、当時の皇后さまはこのヤツガシラをスケッチされました。ヤツガシラは日本にはほんのたまにしか立ち寄らない旅鳥もしくは冬鳥です。
③「清流の宝石」カワセミ(体長約17㌢)
私のハンドルネームの一字をお借りしているカワセミです。河川にいて、背中が美しいからカワ(川)セミ(背美)と言われる異名があるくらい構造色の美しい色合い。光の当たり具合によって、色々変化する構造色の身体です。また雌雄同色で、雌雄の区別の差はオスのクチバシは黒く、メスのクチバシの下は口紅を塗ったように紅いです。
④「地球外生物」サンコウチョウ(♂体長約45㌢)
私はこの④のサンコウチョウの写真を初めて見たときはこの野鳥は「地球外生物」だと思いました。このサンコウチョウと「パンダ鴨」と言われるミコアイサ(漢字表記:巫女秋沙)はとても地球の生物とは思えなかったです。この二種共に雌雄の差が激しく、このサンコウチョウに至ってはオスだけが尾羽が異常に長く体長約45㌢、メスは体長約16㌢しかない両極な違いなのです。
⑤「森林の火の鳥」アカショウビン(体長約26㌢)
私が実際にブッポウソウの仲間で、カワセミとも縁のあるアカショウビンを見たのは京都市動物園の野鳥が入ったゲージでした。なにやら怪我か何かで保護された様子でした。私はカワセミやルリビタキの青い野鳥を見たことがありますが、このアカショウビンのように体色が赤い野鳥は初めてで、外国の野鳥ならまだしも、日本の野鳥では衝撃的なことでした。
⑥「幻の野鳥」ヤイロチョウ(体長約18㌢)
この⑥の一位に輝くこの「幻の野鳥」ヤイロチョウは夏鳥で、よく飛来するのは四国は高知県で高木からなる常緑広葉樹林に生息。樹冠により日光が遮られ下生えが発達しない環境を好むため、非常に発見しにくい野鳥です。また高知県の県鳥にも指定されています。見て頂ければ分かるように、身体の色は八色なく多いの意。構造色の青い部分もり「白ペン、黒ペン」とききなします。
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