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第1548回 色んな鳥の夫婦関係 ⑴

※hhttps://illustcute.com/?id=6725より引用の鶏の夫婦のイラスト

   タイトル画は鶏の夫婦のイラストです。鳥類にもつがい関係はあります。また当たり前ですが、人間にも夫婦関係はありますし、哺乳類にも夫婦関係であるつがいはいます。この世の中にはつがい関係があって、子孫が繁栄していくという仕組みになっています。しかし、人間社会には不倫関係や、国の民族性によって法律で定められた一夫多妻の国もあります。また人間には今や同性婚も法律で定めた国もあります。そんな中で、私たちの身近な野鳥たちの夫婦生活はどうなんでしょう。

①https://www.google.co.jp/amp/s/chicodeza.com/freeitems/suzume-illust.html%3famp=1より引用のスズメの大家族のイラスト

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   まずは一番身近な①のイラストのスズメです。私たちの住む家の周りには必ず生息していますスズメ。よくご覧になられると思いますのは、多くの場合はスズメは複数行動をとって、地上で採餌をしている光景です。何羽かが餌を見つけたら仲間たちに鳴き声で知らせる集団行動をとります。そんなスズメの夫婦生活を形成するのは大家族構成です。ほかの野鳥たちと違い、スズメはひとつがいでは生活しません。二十つがい以上でないと繁殖しないので、各夫婦は普通の一夫一妻の形式。

②https://www.ac-illust.com/main/detail.php?id=770023&word=カラスの子育てより引用のイラスト

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   あえてカラスという総称にしたのが、ハシブトガラスハシボソガラスも生息域が違うのと、縄張り意識が強いかそうでないかくらいで、よく似た繁殖体制だからです。②のイラストは雌雄で子育てをしています。街中でハシブトガラスはゴミを荒らす厄介者として、あまり好かれる存在ではありませんが、こと夫婦仲という点では私たちも見習わないといけないと思うことがあります。やはり知能の高い鳥だけに、相手のことを思いやる能力は高いと思います。真面目な一夫一妻です。

③https://gensun.org/pid/80952より引用のツバメの子育てのイラスト

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   ③のイラストは春先になると、生まれ故郷の日本に繁殖のために、越冬地の南の国からはるばる帰ってくる夏鳥のどなたもご存知のツバメのつがいです。渡り鳥ですから、越冬地から昨年繁殖した地にまず、つがいのオスが先に到着します。昨年の営巣地でつがい相手のメスを待ちわびるけなげな野鳥です。その相手が現れないと新しい相手を求めます。つがいになった相手と営巣から、抱卵子育てと何もかもつがいで行います。しかし最近のDNA鑑定で、メスの浮気が目立つらしいです。

https://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10172005504より引用のハトのつがいの写真

   この④のつがいのハトも、イラスト上はドバトですが、他には身近なキジバトもいますが、群れるか、群れないかの生態で、繁殖はよく似ていて、年に5〜6回の産卵をします。またハトだけの育児方法として、雌雄ともに郁雛のためにピジョンミルクを交代で与えることができますので、ヒナも早く幼鳥になります。カラスやツバメ同様に一夫一妻ですが、特にキジバトの営巣は簡単極まりないくらいのものです。メスの産卵が失敗すると、オスはあっさり離婚して、次の相手を探します。

⑤https://mobile.suntory.co.jp/eco/birds/encyclopedia/detail/4524.html?transfer=pc_to_mobile&utm_referrer=https%3A%2F%2Fwww.google.co.jpより引用のイソヒヨドリのつがいのイラスト

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   十数年前に突如として現れた⑤のイラストのイソヒヨドリは、今までいなかった容姿や生活スタイルを持った野鳥です。街中に進出するまではその名の如く海岸の磯辺に生息していた野鳥が引っ越してきたのです。元々はイソヒヨドリは高山の岩石地帯に生息する鳥でした。オスが派手な色て、メスが地味な色合いですが、雌雄ともにさえずり、相手の居場所を確認し合います。勿論つがいで人の住むコンクリート住居に巣作りし、抱卵、郁雛も行う一夫一妻の見本のような野鳥です。






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