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第556回 カワセミ(13回目)の仲間

①「整流の宝石」カワセミ(体長約17㌢)

   私のハンドルネームの一字を担うカワセミ。その一つの漢字表記に『翆』(カワセミ)があります。この漢字一字の中に、野鳥カワセミの名前と緑を表す意味が込められているから、私の一番好きな漢字なのです。カワセミに関してはいくつもの漢字表記がこれまでに語り表しましたから、この項ではやめておきます。

②「森林の宝石」のブッポウソウ(体長約29㌢) 

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   今回のお題はカワセミの「仲間」がテーマとなっています。いろんなところで調べてみるとカワセミは、ブッポウソウ目カワセミ科カワセミ属に属する鳥で、水辺に生息する野鳥。鮮やかな水色の体と長いくちばしが特徴です。なんとカワセミのこん元はどうやらこの「森林の宝石」 ブッポウソウにたどり着くというのです。

ヤマセミ(体長約38㌢)

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   カワセミが「留鳥」なのに対して、②のブッポウソウは日本には「夏鳥」として飛来し、本州、四国、九州で繁殖し、冬は東南アジアに渡って行きます。また③のヤマセミは基本的に留鳥ですが、日本では「留鳥」として九州以北に分布、繁殖していますが、個体数は多くありません。日本でみられるカワセミ科の鳥では最大の種類です。

アカショウビン(体長約27㌢)

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   ④のアカショウビンは日本では夏鳥として渡来し、北海道から沖縄までほぼ全国で繁殖しますが、渡来数は少ないです。森林に生息するカワセミの仲間です。カワセミの青に対して、燃えるような赤いくちばしと体全体が赤色を持つことから、火の鳥の異名を持ちます。漢字の「翡翠」は本来青いカワセミを指しますが、色の異なるショウビンにも熟字訓として用いられています。

ヤマショウビン(体長約28㌢)

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ナンヨウショウビン(体長約24㌢)

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   この⑤のヤマショウビにンも⑥のナンヨウショウビンカワセミの仲間に入ります。ヤマショウビンは日本では主に長崎県対馬、島根県隠岐、石川県舳倉島など日本海側の島嶼に少数の個体が、春と秋に旅鳥として飛来し、ナンヨウショウビンは日本では迷鳥として、南西諸島(宮古島、石垣島、西表島、与那国島)において観察記録があります。この中でカワセミは留鳥で良かったです。

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