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第1783回 日本のよく知られた珍しい鳥
①https://style.ehonnavi.net/ehon/365ehon/2021/05/10_088.htmlより引用のよく見る鳥たちのイラスト
これから紹介いたします野鳥は①の公園で普通に見られる鳥たちと同じように、すぐ身近にはいませんが、どなたもご存知の野鳥が登場いたします。何故、こんな有名な野鳥が日本の珍しい鳥類であり、天然記念物で綺麗な鳥達なんでしょう。天然記念物になるということは、日本の豊かな国土は多様な自然を育み、様々な種類の動植物が生息しています。中でも学術上貴重で価値の高いものは「天然記念物」「特別天然記念物」に指定され、手厚く保護、保存の対象となっています。
②https://www.birdfan.net/2008/03/21/2323/より引用のつがいのタンチョウ(左がメス体長約130㌢、右がオス体長約140㌢)
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/63271852/picture_pc_212ac423646a88231d140d96af1a817a.jpeg)
日本で見られる七種のツルの仲間のうち、唯一国内で繁殖するツルが②の写真のタンチョウです。日本で最大級の野鳥であり、オスはメスより大きく体長は約140㌢、翼を広げると約250㌢もの大きさです。タンチョウの漢字表記は「丹鳥」で、『丹』は「赤い」の意で『頂』は天辺を指します。頭頂に裸出した赤い皮膚に由来します。1935年に「天然記念物」、1952年に「特別天然記念物」に指定されました。以前には乱獲で激減しましたが、北海道東部の湿原で一年中見れます。
③http://ksan.sakura.ne.jp/ryoko2/201711/002kounotori.htmlより引用のつがいのコウノトリ(恐らく左がメス、右がオス共に体長約112㌢)
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/63271870/picture_pc_ac03b1590e9bb00b6a1580db61056d0d.jpeg)
③のコウノトリにはペリカンやサギの仲間がいます。大型の水鳥であるコウノトリは体長約112㌢、翼を広げると約195㌢の大きさです。よくツルと間違われます。かつては日本各地で見られたそうですが、1953年に「天然記念物」、1956年に「特別天然記念物」に指定されるも、1970年代には日本で繁殖していたものは絶滅してしまいました。現在は、兵庫県豊岡市で人工繁殖と野外放鳥が行われており、その中から繁殖するものも出てきているようです。まれに渡りの途中の旅鳥もいます。
④https://www.nippon.com/ja/features/c03904/より引用のつがいのアホウドリ(左がオス、右がメス共に体長約112㌢)
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/63271878/picture_pc_b172b3f142f5079b3891581e77a941eb.jpeg?width=1200)
④のアホウドリはミズナギドリの仲間の仲間です。難読の漢字表記で有名な「信天翁」です。1958年に「天然記念物」、1962年に「特別天然記念物」に指定されました。北半球最大の海鳥と言われ、体長は約92㌢、翼を広げると約213㌢の大きさです。海面近くの風速差を利用することでほとんど羽ばたかずに波の上を飛ぶことができ、体の長さに比べると翼が長いこともあり、飛翔する姿はとても優雅で美しい事でも知られ、人を見ても怖がらず、すぐ捕まるのが名前の由来です。
⑤-1.https://www.photolibrary.jp/img461/209017_4402753.htmlより引用のつがいのライチョウ(左がオス、右がメス共に体長約37㌢)
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/63271882/picture_pc_4efb2ada48ca297a2613bd10b9ed101c.jpeg?width=1200)
⑤-2.https://readyfor.jp/projects/nokoso-raichio-familyparkより引用の夏羽のつがいのライチョウ(左がオス、右がメス)
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/63271887/picture_pc_dabe480eba325a8f135c8faeacda0ec3.jpeg)
⑤-1.のライチョウは冬羽で、⑤-2.は夏羽です。はっきり違いが分かります。キジの仲間のライチョウは体長約37㌢の大きさで、約2万年前の氷河時代からの貴重な生き残りと言われています。1923年に「天然記念物」、1955年に「特別天然記念物」に指定されました。日本では亜種ニホンライチョウです。ライチョウの語源には、天敵を避けるため雷が鳴るような時に活発に活動することから「雷の鳥」になったとする説。 火難、雷難除けの信仰と結び付けられ「雷の鳥」と呼ばれる説。
⑥https://www.photolibrary.jp/img299/130273_2647829.htmlより引用のつがいのメグロ(左がメス、右がオス共に体長約14㌢) ※ つがいの写真が余りありませんでした
![画像6](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/63271901/picture_pc_305482c59f00abbd1219be8b2774e29e.jpeg)
最後に紹介の⑥のメグロは一番五種の中では知られていない野鳥です。メジロの仲間ですが「目黒」は地名では有名ですが、メジロが余りにも身近で有名な故です。メジロよりひと回り大きく、目の周りに三角形の黒い模様があるのが特徴で、これがメグロの名前の由来となりました。体長は約13.5㌢。1969年には「天然記念物」、1977年には「特別天然記念物」に指定されています。世界中で小笠原諸島のみに生息し、日本の固有種である前に小笠原諸島の固有種である珍しい鳥です。
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