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第1636回 泥棒な鳥

①https://buhitter.com/search?q=泥棒&offset=6480&order=2より引用の泥棒姿の鳥のイラスト

   ①のイラストは泥棒姿のダチョウを偶然ネットで見かけましたので、なぜダチョウが泥棒姿で描かれているのか興味を持って、調べてみましたが、Twitterの泥棒のイラストとわかっただけで、どういう意図で描かれているというような内容ではありませんでした。でも人間のように金品や宝石、女性の下着、高価な農産物など金や欲求に対しての盗みは鳥には出来ないにしろ、自然界に於いて生きていくのには食べ物が必要で、何らかしらの環境の下、餌としての食べ物は盗むでしょう。

②-1.https://blog.goo.ne.jp/tcc-suzuki/e/bbf1c03ccee0a8392b7addb784b279bbより引用の観光客の食べ物を狙うトビ(体長約59〜69㌢)

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②-2.https://ganref.jp/m/oka-tarou/portfolios/photo_detail/2006360より引用のトビ(右)とハシブトガラス(左、体長約56㌢)の喧嘩

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   ②-1.の写真は日本各地の観光地の山の裾野や川辺でよく見かける光景です。私が住んでいます関西では京都の鴨川の川縁でよくこの光景を目にします。昔からこの周辺に生息しているトビは、もともと屍肉とか、カエルなどを餌にしていましたが、ある時から観光客の持つハンバーガーやスナック菓子を狙って餌にするようになりました。そこに②-2.の食性のカラスが縄張りだとばかりに割り込みました。トビがひったくった物をカラスから横取りする。すると食べ物をかけた喧嘩です。

③-1.https://www.google.co.jp/amp/s/girlschannel.net/topics/amp/2097455/より引用の動物園でのスズメの手配書

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③-2.https://grapee.jp/269642/2より引用のやはり別の動物園でのスズメの手配書

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   ③-1.の手配書は米所の秋田県で「秋田市の大森山動物園内に、キジ舎に侵入し勝手に餌を食べてしまう野生スズメの解説板が設置され、ユーモアたっぷりの内容と意地悪そうなスズメのイラストが、インターネット上で話題になっている」と。また③-2.ではどこの動物園から明記されていませんが「たべもの:園内すべてのどうぶつのエサ  とくちょう:カラスと並ぶ動物園の2大悪党。とくにインコのエサ、鳥舎のエサは全てを喰らいつくしていく。飼育員が追い払いに来ても気にせずムシャムシャと食べる姿は実に腹が立つ」とスズメはこの住民お構いなしの居直り強盗のようです。

④-1.https://www.birdfan.net/2014/12/12/31682/より引用のトウゾクカモメ(体長約72㌢)

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④-2.https://www.birdfan.net/2016/09/16/46132/より引用のオオグンカンドリ(体長約85〜100㌢)

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   海の野鳥に目を向けてみると、④-1.のトウゾクカモメが浮かびます。漢字表記も「盗賊鷗」ですから海賊に当たります。名前の由来は、カモメ類など他の水鳥、海鳥の獲物を空中で奪い取る習性から付けられました。また、そのトウゾクカモメより体長の大きな④-2.のグンカンドリは、泳ぐことが出来ず、ミズナギドリ類やカツオドリ類などを得意の飛行能力で襲撃してしつこく追い回し、飲み込んでいた獲物を吐き出させて奪い取る行動をとる。泥棒のうわまいをはねる強盗犯です。

⑤https://www.google.co.jp/amp/s/gamp.ameblo.jp/pandemonium0299/entry-11839796974.htmlより引用のクロオウチョウ(体長約25㌢)

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   ⑤の写真のアフリカに生息する鳥、クロオウチュウはかなりの策略家で、複数の種類の鳥や動物が仲間に危険を知らせる鳴き声を真似て他の動物を追い払い、食べ物を奪っていることが分かったとする研究論文が発表されました。その騙しうち泥棒は、64羽のオウチュウを847時間追跡した結果、クロオウチュウがマングースやジャッカルなど51種の野鳥や哺乳類の警戒声を真似ることができることが分かりました。前回はマングースで今回はジャッカルなんて、まさに知能犯なみです。

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