見出し画像

第1399回 最近身近な野鳥の巣

①https://www.birdfan.net/bw/hint/anzai/046.htmlよりいろんな野鳥の営巣のイラスト

   いま、私たちが一番見かける野鳥の巣は、どなたもご存知の春先に生まれ故郷の日本に帰ってきて、わざわざ人の眼につきやすい、民家の軒先に営巣するツバメが一番多いと思います。また昔ながらの民家に住んでおられる方なら、スズメが屋根の隙間に枯草や藁の巣を見たことがあるでしょうに。ドバトイソヒヨドリはベランダのエアコンの室外機の隅に、枝を集めて巣を作ったり、ハシブトガラスは電柱の天辺に木の枝やハンガーなどを使う丈夫な巣。人工物が好きな鳥たちです。

②https://www.google.co.jp/amp/s/hana1219.exblog.jp/amp/27690855/より引用のキジバトの巣

画像1

   本当に身近な野鳥は巣を見る機会も多いと思います。しかし、これから紹介する野鳥は、今までは街中にはあまり見かけない野鳥でしたが、最近では街中に進出してきました。②の写真はキジバトの巣です。ドバトと違って集団行動は取らず、何時もは一羽かつがいで現れます。警戒心が強いのですが、一月二月を除いては繁殖期に当たりますからかどうかはわかりませんが、巣の形状はただ単に木の枝を組み合わせた簡単な巣作りとなります。しかし、雌雄交代で営巣するといいます。

③https://www.google.co.jp/amp/s/gamp.ameblo.jp/hirahiraeriri/entry-11551224288.htmlより引用のヒヨドリの巣

画像2

   ③のヒヨドリも街中に進出してきた野鳥のひとつです。皆さんも経験されたことがあると思いますが、一年を通して、朝から「ヒーヨ、ヒーヨ」と甲高い鳴き声で、自分はヒヨドリであるとアピールします。もし姿がお分かりにならない方でも、その飛翔方法が波状飛行なので、ほかの野鳥の飛行とは違いますからお分かりになります。そんなヒヨドリは公園などの比較的な低木が茂ったところに③のようにお椀型の巣を作ります。このヒヨドリはメスが抱卵し、雌雄で郁雛を行います。

④https://gardening-s50.at.webry.info/201104/article_45.htmlより引用のメジロの巣

画像3

   最近では、民家のガーデニングで、庭先に椿や梅、柿の木などメジロが好む甘い花の蜜があるものや、柿などの甘い果実のなる木を植樹するご家庭が増えたので、ヒヨドリシジュウカラほど、街中に現れる頻度は低いにしろ、その頻度は上がっています。④の写真のように、巣材としては、繊維状になった植物やコケ、動物の毛などの自然物とともに、最近では街中に現れる頻度が多いので、荷造り用ビニールひも、ティッシュなどの人工物も使われています。場所により変わります。

⑤https://www.sagami-portal.com/city/scmblog/archives/22261より引用のコゲラの巣

画像4

   コゲラと〜ケラの名称が付いているので、キツツキの仲間です。そのキツツキの仲間のコゲラが最近では街中で、出会う機会が増えてきたように思います。コゲラはよく秋冬のカラ類の混群に混じって、山の裾野の公園ではよく見かけます。また、ガーデニングのおかげで、私のマンションにもコナラ、エゴノキ、スダジイなど、コゲラの好む木が植樹されています。コゲラはスズメと同じ体長約15㌢の一番小さなキツツキなので、そんなに太い幹の樹木でなくとも生活出来るのです。

⑥http://blog.livedoor.jp/hoshi_hiyodori-brise/archives/45289762.htmlより引用のコサギの集団営巣のコロニー

画像5

   皆さんの住んでおられる街中には、⑥の写真のようなサギたちのコロニーは見られないかもしれませんが、私の住んでいるマンションの裏には一級河川が流れていまして、その流れの下流方面には川沿いに小高い少し大きな杜があり、毎年そこには繁殖期になると、写真のようなコサギダイサギなどの白鷺が揃って共同繁殖場のコロニーを結成します。主にオスが巣材の枯れ枝、枯れ草などを運び、メスはその巣材を使って松林、雑木林、竹林等の樹上に皿形の巣を作り子育てをします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?