第674回 ついでにペンギンって失礼な!
①https://naomisan.net/2018/06/27/penguin18/より引用のイラスト
②https://www.ac-illust.com/main/detail.php?id=467859&word=ペンギン%E3%80%80氷2より引用の熱があるペンギンのイラスト
不思議なペンギンの体温 ペンギンはすべて合わせて18種で、すべて南半球に住んでいます。一番の極寒の南極から、赤道ぎりぎりのガラパゴス諸島にまで、広い範囲で生息しています。そのペンギンは普通の野鳥に比べて体温は低いです。野鳥の平均体温は40〜42度ですが、ペンギンは平均体温が38度と低めです。基本的に寒いところに生息しているのですから気をつけて仕方ないかもしれません。冷たい海中に潜る時は、水に飛び込む前には57度にもわざと体温を上げるみたいです。
③https://matome.naver.jp/m/odai/2133129652227986101/2133129664427997403より引用のペンギンの誘拐犯のイラスト
ヒナをさらうペンギン ペンギンには別の親鳥が育てているヒナをさらう誘拐犯のペンギンがいます。これはペンギンだけの特異な行動です。その誘拐の理由とは、自分が育てていたヒナを死なせてしまった時、自分の子供として育てるというものです。何かどなたかの小説に似たものがあったような。ほかの野鳥ではこんな例はなく、そのような目にあった親鳥は、同種の子育て中の親子にヘルパーとして参加します。集団性の高いムクドリや、子沢山のエナガによく見られます。
④https://www.pinterest.jp/pin/587086501404434146/より引用のフレンドリーなペンギンのイラスト
警戒心の弱いペンギン 三つ目は人に対して、警戒心が強くないということです。いろんな野鳥のがいて、海鳥であるアホウドリは雌雄同色の体長が約百㌢にもなる大きな野鳥で、一度つがいになると、子育てもつがいで協力し合い、相手が死ぬまで一生で一夫一妻を通す夫婦の鏡ですが、簡単に人に捕まってしまいます。離島に生息するため、天敵が少なく免疫がないのです。また高山に生息するイワヒバリも警戒心が薄いです。それと同じく極寒の地に住むペンギンも同じです。
⑤https://jp.123rf.com/photo_46164629_メガネ漫画ヒップスターとペンギン.htmlより引用の眼鏡をかけたペンギンのイラスト
ペンギンは白と黒のツートンカラー ⑤のイラストのペンギンはすべて白黒二色です。ペンギンの体色は敵から身を守るための色で、空からの敵には黒い背中が海に紛れ、水中からの敵には白い腹が空や雪に紛れて見える効果があります。 ペンギンは近眼 ペンギンは敵から身を守るため、視力の高いイメージのある野生動物ですが、地上でのペンギンは極度の近眼で人間で言うところの視力0.3くらいしかありません。しかし水中では水中専用の高感度の視力で餌を取ります。
⑥https://honjitsukoryo.com/penguin2/より引用の絶食で痩せたペンギンのイラスト
ペンギンの換羽の際の絶食 ペンギンも鳥類なので、一年に一度はほかの野鳥もそうであるように、全身の羽毛が生え変えます。カモの仲間の例ではオスが派手で、メスが地味なのがオスがメスになったと思うくらい地味になります。また充分に飛べません。天敵に狙われ易いです。ペンギンの羽毛が生え変わるのに2〜3週間かかるのですが、この間ずっと餌を採りに行けず、じーっとしているしかなく、体重が半分近くになってしまうこともあります。至難の時期といえます。
⑦https://www.google.co.jp/amp/s/tedybee.exblog.jp/amp/11983416/より引用の北極を訪れたペンギンのイラスト
北極にペンギンはいません 基本的にはペンギンは氷の世界に生息している野鳥であります。だから錯覚として、南極の昭和基地の周辺にペンギンはいるのだから、きっと北極のシロクマとも氷の世界にペンギンはいるものと思っている方も多いと思います。餌を求めて長距離を移動するペンギンには、南極から北極まで移動する体力自体は備わっていると言われます。では何故北極にはいないのか、それは赤道の高水温が理由で、将来氷河期が来たら、ペンギンがいるかも…
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