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第1393回 群れないハヤブサ

①https://gray.ap.teacup.com/fukumaru/1356.htmlより引用の群れない野鳥のハヤブサ(体長約42〜49㌢          

   前回は群れる野鳥の紹介を致しましたが、今回は殆どの野鳥がそうであるように、群れない野鳥を紹介いたします。それをネットで調べているうちに、このような定義が掲載されていました。孤独な鳥の五つの条件として、                                     一つ 孤独な鳥は高く高く飛ぶ
二つ 孤独な鳥は仲間を求めず、同類さえ求めない
三つ 孤独な鳥はクチバシを天空に向ける
四つ 孤独な鳥は決まった色をもたない
五つ 孤独な鳥はしずかに歌う           

②https://natureland-nose.com/bird/news_bird/4015/より引用のより高く飛行するハヤブサ     

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   この五つ孤独な鳥の条件は、16世紀スペインの詩人でありました、サン・ファン・デ・ラ・クルスの言葉です。また①のハヤブサの写真の順序は前後しますが、三つ目の条件にピタリと合うと思います。一つ目の条件は非常にこのハヤブサには、ぴったりの表現だと思います。一つ目の条件の解釈は、認識している猛禽類は仲間と一緒になって低空を飛び、餌を探すような楽な生き方を選択しません。どの鳥よりも上空から獲物を狙い定めて、急降下で捕獲のまさにハヤブサです。

③http://torarin.web.fc2.com/yatyo-kao/hayabusaindx/framehayaind.htmlより引用のハヤブサ同士の喧嘩

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   ③の写真はハヤブサ同士の縄張り争いによる喧嘩です。二つ目の条件を満たすべく、他の猛禽類のチョウゲンボウとか、はたまた身内兄弟であろうとも、縄張りは死守しないと生きてはいけないのです。特にハヤブサなどの小鳥を獲物とする猛禽類には大切な聖域です。三つ目の解釈は飛行しないで、営巣やねぐらにいる時も、命の糧となる小鳥が上空に飛行していないかを、すばやく察知して臨戦体制でいられることをいいます。獲物がいれば、すばやく先回りして、上空から襲います。

④YouTubeより引用のハヤブサの急降下

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   ④の写真のように、ハヤブサは通り一辺倒で、急降下しているわけではありません。いつも同じやり方をしていましたら、崖や地面に激突してしまうかもしれません。なにせ、ハヤブサの急降下の最高速度は時速390kmに達すると言われていますから、下手をすると、獲物に交わされた時には命を落としてしまいます。俊敏なその時の状況をすばやく判断する行動が生き抜くためには必要だと思います。四つ目の解釈は一つの決まった色に染まらず、その時の状況に色を変えていきます。

⑤http://sankoujin.cocolog-nifty.com/blog/2013/07/post-abf3.htmlより引用のハヤブサの子育て

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   いつもは群れないハヤブサや猛禽類の仲間でも、繁殖期になり、つがいの相手が決まりましたら、どんな生き物でも、種の保存のためにつがいが協力して、子育てを行います。普段は群れずに一人で生きているハヤブサでも、我が子が産まれましたら、つがい相手と我が子を一緒に育てて、巣立ちをさせ。幼鳥となった我が子にも自分が体験して、教えられることは教えます。いつもは一人で、語らずの群れないハヤブサも五つ目の解釈は、つがい相手と我が子には優しく語ります。

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