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第1267回 とんでもないききなし(お金編)

①https://news.line.me/articles/oa-mainichigahakken/cfc90bc48df6より引用の聞き返している写真

②http://www.cec-web.co.jp/column/bird/bird16.htmlより引用のさえずるアオジ(体長約16㌢)

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   アオジといえば、漢字表記が「青鵐」「蒿鵐」「蒿雀」と凄く難しい代表のひとつです。何故だかホオジロの仲間で身近な野鳥に思えますが、少数しか本州あたりに飛来しない冬鳥です。イソヒヨドリのメスがヒヨドリに似ているように、アオジのメスもノジコに瓜二つだといいます。漢字表記の『蒿』はヨモギの意です。そんな希少なアオジのききなしは「消費税一円・ツリ・ツリ・ツリ」と何故だか日本の経済状況を知っているようです。高木の上などの高所で強くさえずります。

③https://www.google.co.jp/amp/s/toribakka.exblog.jp/amp/31153945/より引用のさえずるクロツグミ(体長約22㌢)

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   クロツグミツグミと違い夏鳥です。身近な野鳥で例えるならば、イソヒヨドリが当たります。この三種は共にツグミの仲間で、共にさえずればその鳴き声は遠くにまで届きます。オスは全身が黒く、腹側は白地に黒の斑点が目立つ。クチバシとアイリングは黄色で、メスは全身が褐色で、胸から脇腹にかけてが白地に黒の斑点があり、腹は白です。そのききなしは「オイ・オイ・手打テ・五両・五両・手打テ……」「キョロン、キョロン、キヨコ、キヨコ」どこで何を見てるんでしょうか。

④https://mainichi.jp/articles/20190608/ddl/k42/040/300000cより引用のさえずるヒバリ(体長約17㌢)

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   ヒバリといえば春先になると、飛翔しながら大きな鳴き声でさえずる野鳥として有名で、その鳴き声の澄んだ美しさが似ているということで、こまどり姉妹と並んで、昭和の大歌手の美空ひばりの芸名ともなりました。そのさえずりは飛び立つ時には「ヒーチブヒーチブ」と「天まで昇ろう、天まで昇ろう」とわかり易く「一升貸して二斗取る、利(りい)取る利取る、利に利食う、利に利食う、後(のち)に流すー」となり、別名『告天子』と表記する割に借金取りのような台詞みたいです。

⑤https://www.google.co.jp/amp/s/plaza.rakuten.co.jp/nonkiblog/diary/201912140000-amp/より引用のさえずるマヒワ(体長約12㌢) 

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   マヒワは日本では冬季に越冬のため飛来(冬鳥)し、北海道や本州中部以北で繁殖(留鳥)します。オスの成鳥は喉と額から後頭が黒い羽毛で覆われます。顔や胸部、腰は黄色い羽毛で覆われる。後頸から背中は黄緑色、腹部は白い羽毛で覆われ黒褐色の縦縞が入ります。メスの成鳥は上面が緑褐色の羽毛で覆われ、黒褐色の縦縞が入ります。そのききなしは、子供が親にお小遣いをせびるように「ジュウエーン(10円)、ジュウエーン」です。これは「チュイーン、チュイーン」がそう聞こえた?

⑥https://db3.bird-research.jp/saezuri/birdsong/detail/100より引用のさえずるメボソムシクイ(体長約12㌢)

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   これまでがアオジホオジロの仲間、クロツグミツグミヒバリヒバリマヒワはカラの仲間で、このメボソムシクイウグイスの仲間と結構色んな種別の野鳥がききなしをします。日本で繁殖するといいますから夏鳥と言うことになります。仲間にはコムシクイオオムシクイと比較して尾羽や翼長が長く、黄色みが強いらしいです。日本では五月下旬から十月上旬の長期間にわたりさえずります。そのききなしは普通に「銭とり、銭とり」と聞こえます。これが一番人気です。

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